お口を生涯、健康に保ち、よく食べ、よく話し、よく笑う生活をしたいと願う人々を専門的立場からサポートする山口歯科医院
投稿
  • HOME »
  • 投稿 »
  • 口呼吸

タグ : 口呼吸

口呼吸と鼻呼吸(2)

先日参加した勉強会で多動性障害のお子さんが、鼻呼吸を獲得したことで、多動の症状がなくなったというお話しを聞きました。

鼻呼吸が出来るようになると、内呼吸がスムーズに行われるようになるため、脳における酸素と二酸化炭素の交換がスムーズになったのかもしれないとお話しされていました。

人は、3日間食べなくても死なないそうですが、3分呼吸をしないと死んでしまいます。

ですので、呼吸の体に与える影響は、とても大きいことがわかりますね。

さて、今日の本題の鼻呼吸をするために大切なことですが、大切なことは二つだけです。

一つ目は、お口を閉じていること。二つ目は、舌を上顎につけておくことです。

是非、みなさんも日常生活の中で、「お口を閉じて、舌は上」を実践してみてください。

口呼吸,鼻呼吸 舌を上顎につけておく

口呼吸と鼻呼吸(1)

息をするときに口でしていませんか?

また、みなさんのまわりには、お口ポカンの人はいませんか?

お口ポカンの人は、口呼吸をしている人です。

息をするときには、「鼻で吸って鼻ではく」。

これが正しい呼吸法です。

口呼吸と鼻呼吸

口で呼吸をすると、

細菌やウイルスが直接のどに行くため、

冬場かぜをひきやすかったり、インフルエンザになりやすかったりします。

また、花粉やハウスダストなどがのどに行けば、花粉症・アトピー性皮膚炎・喘息などになりやすくなります。

また、口で呼吸する人は、舌が低い位置にあるため、舌根が沈下し、気道が狭くなることで鼻炎になりやすかったり、いびきや睡眠時無呼吸症候群になりやすかったりします。

さらには、のみこみのときに舌が上顎を刺激しないので、上顎が成長しないため、歯並びが悪くなったりします。

発音時に舌がとび出てくれば、発音の不良にもつながります。

つまり、「鼻で吸って鼻ではく。」は、体を健康に保つ上で、とても大切なことだということです。

次回は、そのためには、何に気を付ければいいのかを説明しますね。

口呼吸にひそむ危険

わたしたちは本来、鼻で息を吸って鼻から息を吐いています。しかし、鼻からではなく口から息を吸って口から息を吐く人が増えています。それを口呼吸といいます。

鼻の粘膜には繊毛(せんもう)と呼ばれる細かい毛がたくさん生えていて、ほこり、ウィルス、細菌等の異物が体内に侵入してくるのを防ぐ役目をしています。ところが、口で呼吸をすると、ウィルスや細菌などを含んだ冷たく乾燥した空気を直接体内へ取り込むことになり、のどの乾燥や、ウィルスや細菌によってかかる病気のリスクが高まります。

口呼吸によるお口の中への悪影響についてあげてみましょう。

唾液にはお口の中を清潔に保ち、虫歯を予防する働きがあります。そのため口呼吸が続くと、唾液の量が減り唾液の自浄作用が低下し、虫歯や歯周病へのリスクが高くなります。そして口臭の原因にもなります。

また、鼻呼吸で口を閉じている時には舌の先が上顎に軽く触れますが、口呼吸は呼吸しやすいように無意識に舌の位置を動かすことで、常に口を開けてしまうので舌の位置が下がってしまうことが多いです。そのため歯が舌に押されることにより、顎の成長に支障をきたし、歯並びの乱れを引き起こします。

他にも発音がはっきりしなくなったり、口を開きながらくちゃくちゃと音を立てて食事をするようになったりもします。

口呼吸になってしまう原因はさまざまですが、次のようなものが考えられます。

・アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などで鼻がよくつまる。

・鼻腔をしきる鼻中隔が曲がっているなど、鼻の構造に問題がある。

・アデノイドといわれる鼻の奥の扁桃腺が大きい。

・歯並びが悪い。出っ歯で口が閉じにくい。

・口の周りの筋肉が弱い。

以上の特徴がない人でも、幼児期に口呼吸の癖がついてしまうと、そのままになってしまうことが多いです。また日本人は口呼吸の割合が高いです。欧米に比べて離乳時期が早いためと言われています。鼻呼吸が定着する前に口呼吸を覚えてしまうからです。そうならないためにも、欧米のように3~4歳までおしゃぶりを使うと効果的です。

鼻やのどの病気が原因であれば耳鼻咽喉科へ、歯並びが問題なら矯正歯科で治療を受けましょう。治療を受けることで、口呼吸の改善が望めます。鼻呼吸を意識して行うことで改善する軽い症状の場合もありますが、無理して鼻呼吸へ変えようとすると酸素欠乏になり、頭痛や筋肉痛などの症状が出ることもあります。医療機関を受診して相談するのが安全でしょう。

PAGETOP