口呼吸と鼻呼吸(1)
息をするときに口でしていませんか?
また、みなさんのまわりには、お口ポカンの人はいませんか?
お口ポカンの人は、口呼吸をしている人です。
息をするときには、「鼻で吸って鼻ではく」。
これが正しい呼吸法です。
口で呼吸をすると、
細菌やウイルスが直接のどに行くため、
冬場かぜをひきやすかったり、インフルエンザになりやすかったりします。
また、花粉やハウスダストなどがのどに行けば、花粉症・アトピー性皮膚炎・喘息などになりやすくなります。
また、口で呼吸する人は、舌が低い位置にあるため、舌根が沈下し、気道が狭くなることで鼻炎になりやすかったり、いびきや睡眠時無呼吸症候群になりやすかったりします。
さらには、のみこみのときに舌が上顎を刺激しないので、上顎が成長しないため、歯並びが悪くなったりします。
発音時に舌がとび出てくれば、発音の不良にもつながります。
つまり、「鼻で吸って鼻ではく。」は、体を健康に保つ上で、とても大切なことだということです。
次回は、そのためには、何に気を付ければいいのかを説明しますね。