知覚過敏の原因・治療法・予防法については、日本歯科医師会のテーマパーク8020に東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科う蝕制御学 教授 田上 順次先生が記事を書いています。
それが、とてもわかりやすいので、そのリンクを貼っておきますので、まずは、これをお読みください。
https://www.jda.or.jp/park/trouble/index12.html
いかがでしたか?知覚過敏について、知識が少し整理されたことと思います。
知覚過敏の治療については、神経を抜かずに(歯髄を保存しながら)症状を無くすことはなかなか難しいと感じています。
特に、歯肉退縮により歯根面の象牙質が露出してしまい、かつ、実質欠損がない場合は知覚過敏用の歯磨き粉や象牙質をコーティングする塗り薬、レーザー治療などしか治療選択肢がなく、なかなか改善しない症状にお困りの方も多いのではないでしょうか?
そのような場合に、比較的症状の改善に効果のあると私が感じている治療法に、結合組織移植術を併用した根面被覆術というものがあります。
露出してしまい敏感になった歯根面を厚い結合組織によって被覆し、物理的・化学的刺激を遮断するというものです。歯周病の進行により、知覚過敏の歯やその隣在歯の骨が溶けてしまっているときや、角化している付着歯肉の量によっては、根面被覆術の対象とならないこともありますので、詳しくは、歯科医を受診し、ご相談ください。