先日ラジオ・テレビなどでこんな授業があったら素晴らしいなと思ったことがあり、筆をとっています。

ただ、モンスターピアレンツではありませんので、このお手紙がリリーのよりよい教育活動を行ううえで、なにがしかの参考やひらめきにつながればとの思いでお便りします。

いじめなどの問題からいのちの大切さが叫ばれて久しい現状ですが、親の子殺しやその逆など、日々のニュースでは殺伐としたものを見ることも少なくありません。

日々、歯科医として患者さんの健康について考えている立場からも、どうしたらその大切さが伝わるかなと考えておりました。

あるとき、ラジオから茨城県では、「捨て犬の日」(名前は定かではありません)があると聞きました。何かの事情で飼えなくなった犬を保健所が引き取りに着てくれる行政サービスだそうです。

引き取られた犬は、確か3日か5日後に処分されるそうです。

以前テレビで処分される犬の檻(牢屋のようなかんじ)を見たことがあります。

たしか3つ部屋があり、最初、捕まえられた日に入る部屋、その翌日になると

隣の部屋に犬たちは移動させられ、また、次の日になると3つ目の部屋に移動させられ、

そして、最後の日には、ガス室のようなところで処分されるということでした。

犬もそうした運命を知ってか、檻の中で、泣き叫んでいた映像が痛々しかったのを覚えています。

確か、茨城県だけでも何千匹近い単位で毎年処分される犬や猫がいるとか。

それに比べ、アメリカでは、野良犬を保護・再教育し、里親に渡す仕事が社会活動として認知されており、そうした協会への寄付により、そのスタッフへの報酬も支払えるということでした。また、一般の国民も犬を買う際は、ペットショップにいくのではなく、そうした協会に犬を引き取りに行くという人がかなりいるそうです。

それにひきかえ、日本では、「捨て犬の日」がある現状。

これがあるおかげで、犬の飼えないマンションに引っ越すからとかいった簡単な事情でも気軽に、いのちが処分されている現状は、アメリカに比べあまりにも寂しいと感じました。

結局のところ、大人のわれわれも、野良犬を見てもそれをひきとるところまではいかないのがほとんどではないでしょうか。

予防接種代やえさ代がかかるとか、うるさいとか、何かしら言い訳をつけてそれを避けているのではないかと思うのです。

「いのちは大切に」とは、誰でも知っていても、野良犬を引き取るまではいかないにしても、せめて、一度飼った犬は、最後まで責任を持って面倒見るべきだと思うのです。

行政サービスとして、「捨て犬の日」があることに対し批判があるようです。

しかし、最も大切なことは、小さいうちの教育だと思うのです。

総合学習の時間などを利用して、例えば、捨て犬の頭数や、アメリカの保護活動の現状を調べたり、社会科見学で、保健所で処分を待つ犬を実際に見学すること、そして、それを見て子供たち自身が感じたことを、討論し、発表しあう・・・。

そんな試みが出来たら素晴らしいなあと勝手に考えてしまい、このお便りになっています。

学校には、教えなくてはいけないことがたくさんあること、授業計画などは、年間で既に決まっていることなどはわかっております。何かの参考となれば幸甚です。