「歯周病治療がどんなに進んでも」

ここ10数年で歯周病治療はずいぶん進歩したといわれています。
インプラント、歯周病細菌の遺伝子レベルでの検査(PCR-INVADER法やP.g菌の菌株fimAタイプの検査)やそれに基づく抗菌療法、歯周組織再生治療マイクロスコープを使ったプラスティックサージェリー・・・)それでも、ひとつだけ変わらないものがあります。
それがなければ、歯が救えないという大切なものです。

何だと思いますか?

それは、患者さん自身のプラークコントロールです。患者さんご自身が、きちんとプラークを落とし続けてくれないと決してよい予後は期待できません。これに関しては、多くの文献・研究で確認されています。

従って、歯ブラシを中心にしたブラッシング指導にも当院は力を入れていきます。歯周病に関する限り、患者さんは治療を受ける立場であると同時に自分でプラークをとるという意味では治療する一員でもあるわけです。歯周病治療がどんなに進んでも、おそらくこのことだけは永遠に変わらないでしょう。

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歯周病検査の必要性

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