インプラント手術前の検査について
インプラント治療を成功させるために、手術前の検査は欠かすことができません。あなたは、どのような検査が必要なのかご存知でしょうか。
なぜ術前検査が重要なのか
インプラント手術は、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込む外科手術です。手術にはリスクが伴います。動静脈の損傷や神経麻痺、副鼻腔炎などのリスクがあることを、皆さんはご理解いただけるでしょうか。
こうしたリスクを最小限に抑えるためには、事前の詳しい検査が必要となります。検査により、あなたの口の中の状態を正確に把握することができるのです。
基本的な検査項目
口腔内検査
まず、お口の中を詳しく拝見いたします。残っている歯の状態はいかがでしょうか。歯周病や虫歯がある場合、インプラント治療前に治療が必要となります。
歯周病の患者様では、まず歯周病を治療してからインプラント治療となります。なぜなら、歯周病がある状態でインプラントを埋入すると、インプラント周囲炎という新たな疾患にかかるリスクが高くなるからです。
レントゲン検査
従来のパノラマレントゲンに加えて、CT撮影を行います。CTにより、骨の幅や高さ、神経や血管の位置を三次元で確認できます。
下顎では、インプラント先端を神経から2mm以上離すことが必要とされています。これを安全域と呼びます。CTがあれば、この安全域を正確に計測できるのです。
全身状態の確認
あなたの全身の健康状態はいかがでしょうか。重度の糖尿病や癌による放射線治療後の顎の骨などは、インプラント治療の禁忌症となります。
また、過度の喫煙は歯肉の治癒に影響を与え、インプラントの成功を制限する可能性があります。術前2週間、術後8週間の禁煙が必要です。
専門的な検査
3D診断とシミュレーション
当院では、CT及びシミュレーションソフトによる3D診断を行います。これにより、インプラントの最適な位置や角度を事前に決定できます。
さらに、そのCTデータを基に作成したサージガイドという手術ナビゲーションガイドを利用して手術を行います。これにより、より正確で安全な手術が可能となるのです。
血液検査
必要に応じて血液検査を行います。出血しやすい体質ではないでしょうか。感染に対する抵抗力はいかがでしょうか。こうした全身状態を把握することで、より安全な手術が行えます。
検査結果の説明
検査結果をもとに、詳しい治療計画をご説明いたします。インプラントの本数や配置、手術の方法、治療期間、費用などについて、十分にご相談させていただきます。
あなたは、治療内容について疑問はございませんでしょうか。不明な点がございましたら、遠慮なくお尋ねください。
まとめ
インプラント手術前の検査は、治療の成功に直結する重要なステップです。検査により、あなたに最適な治療計画を立てることができます。
当院では、これらの検査を通じて、より安全で確実なインプラント治療をご提供いたします。検査についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。