インプラント治療の保証制度はありますか?

インプラント治療と保証制度について解説いたします。

インプラント治療の保証制度について

保証制度の概要

当院では自費補綴治療(つめ物、かぶせ物、ブリッジ、義歯、インプラントなど)に保証制度を設けています。この保証制度では、治療後に不具合が生じた場合、一定の条件のもとで再治療費用の一部または全部を保証します。

保証内容は以下の通りです:

  1. 保険で修理が可能な場合(義歯に関する一部の不具合やセラミックの破折など) → 保険治療で修理し、健康保険の定める負担額をいただきます。(保証はありません)
  2. 簡単な修理では済まず、自費で再治療する場合 → 当初かかった費用から免責額を引いた額を1装置あたりで保証します。

免責について

免責額は1年経過ごとに、1装置あたりの治療費の1割となります。10年経過で保証は終了します。

ただし、喫煙者の場合は注意が必要です。自費補綴治療を行った時点で喫煙者の場合、1年経過でいきなり3割免責からスタートし、8年経過で保証が終了します。

保証が受けられないケース

以下の場合には保証が受けられず、全額治療費がかかりますのでご注意ください:

  • 再治療を保険の範囲で行う場合(この場合、健康保険の定める負担額をいただきます)
  • メンテナンス(定期検診)に来ていただけない場合
  • 取り外しができる形のものを紛失された場合
  • 取り外しができる形のものを落下やご自分で調整して変形させてしまった場合で新規に作り直しが必要な場合
  • けがや交通事故など、正常な咀嚼運動(食べ物をかみくだくこと)以外の外力による不具合
  • 自費治療以外の部分の不具合を放置したため、自費治療の部分も含めた新規の作り直しを要する場合

メンテナンスの重要性

メンテナンスの間隔は、インプラントの患者さんとそれ以外の患者さんでそれぞれ最大4ヶ月と6ヶ月です。インプラントの患者さんは年に3回以上、それ以外の患者さんは年に2回以上メンテナンスに来院されないと、それ以降保証制度は受けられなくなります。

インプラント特有の保証について

インプラントの場合、インプラント(人工歯根)はインプラントで保証し、上物の補綴物は補綴物で1装置ごとに、インプラントとは分けて保証することになります。

インプラントの長期的成功率

当院で使用しているストローマンインプラントの生存率・成功率は非常に高いです。例えば、臨床研究によれば、12年後の時点でインプラントの生存率は94.8%、成功率は90.8%と報告されています。これは、ブリッジの平均使用年数が8年との報告と比べても大変長持ちします。

インプラントを長持ちさせるために

インプラントは異物であり、それはいわば「清潔なとげ」として口腔内に存在しています。これが不潔になれば、当然「不潔なとげ」は膿んでしまい排除されます(インプラント周囲炎)

従って、インプラントを長持ちさせるためには術後管理が必要であり、ご家庭での歯ブラシの励行、及び定期健診には必ずお越しください。定期健診時には、インプラントの上部構造1本につき310円の費用がかかります。

インプラント周囲炎について

インプラント周囲炎でインプラントを支えている骨まで吸収が起こってしまった場合の治療は、外科処置しかありません。インプラント周囲炎の治療はレントゲンなども含め全て自費となります。

インプラント周囲炎・周囲粘膜炎の治療費は以下のようになります:

  • 非外科的治療(抗菌的光線力学療法+局所抗菌療法等):1万円〜3万円〜(定期来院か否か、他院埋入かによって異なる)
  • 外科的掻爬のみ:3万円〜5万円〜
  • 外科的再生療法:5万円〜8万円〜

インプラント治療を検討されている方、あるいはすでに治療を受けられた方は、定期検診の重要性をご理解ください。あなたのインプラントを長持ちさせるためにも、適切なメンテナンスを受けることをお勧めします。

ご自分の歯を1本でも失わないために、定期検診は必ずお受けください。

インプラント治療や保証制度についてご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。

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