既存の詰め物や被せ物は問題ないですか?

既存の詰め物や被せ物とアライナー矯正の関係

既存の詰め物や被せ物がある場合でも、アライナー矯正治療は基本的に可能です。しかし、いくつか考慮すべき点があります。

詰め物や被せ物の状態によって異なる対応

  1. 良好な状態の場合問題なく矯正治療を進められることが多いです。治療前の精密検査で詳細に確認いたします。
  2. 経年劣化や不適合がある場合矯正前後に修復や交換が必要になることがあります。歯の移動に伴い、不適合がさらに悪化する可能性があるためです。
  3. 大きな被せ物(クラウン)がある場合アライナーが適切にフィットするか確認が必要です。場合によっては、アタッチメント(小さな突起)の位置や形状を調整します。

治療中の注意点

  • 矯正力により、古い詰め物や被せ物が外れる可能性があります。その場合は速やかに対応いたします。
  • 特にセラミックなどの硬い被せ物がある場合、周囲の天然歯との移動速度に差が生じることがあります。そのため、治療計画を慎重に立てる必要があります。

治療後の対応

矯正治療完了後、以下のような対応が必要になる場合があります:

  • 位置が変わった歯に合わせて、既存の詰め物や被せ物を調整または交換
  • 歯並びが改善したことで美観が気になる場合、審美的な修復処置

当院では、アライナー矯正治療を始める前に、CTや光学スキャンを用いた精密検査を行い、既存の詰め物や被せ物の状態を詳しく確認します。その上で、最適な治療計画をご提案いたします。

ご不安な点がございましたら、初診相談の際に詳しくご相談ください。

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