アタッチメントとは何ですか?必ず必要なのでしょうか?

アタッチメントについて詳しくご説明いたします

アタッチメントとは、歯の表面に付ける小さな突起物です。歯科用のレジン(歯の色をした樹脂)で作られています。これは、アライナー(マウスピース)が歯をより効果的に動かすための「つかみ・ひっかかり」として機能します。

アタッチメントの役割は主に以下の点です。

  1. 複雑な歯の動きを可能にする 回転や傾斜など、難しい動きを実現するために必要です。
  2. 力を効率的に伝える アライナーからの力を歯に正確に伝えるために役立ちます。
  3. 治療期間の短縮 適切なアタッチメントがあると、歯の移動が予測通りに進みやすくなります。

アタッチメントは必ず必要なのでしょうか?

インビザラインに代表される外注型のアライナーや、インハウスでも熱可塑性樹脂を模型に圧接するタイプの第4世代のアライナーでは、

全ての症例でアタッチメントが必要です。まれに、ごくごく軽度の症例では不要な場合もあります。

しかし、第5世代の形状記憶アライナー(シェイプメモリーアライナー)は、従来のアライナーよりも歯のグリップがいいため、矯正当初は当院ではアタッチメントは

全くつけないことが多いです。これは、新素材の特性により歯との密着性が向上しているためです。実際に移動していく中で、難しい移動ではリアセスメントの際に付けることはあり得ます。

アタッチメントについて気になる点は以下の通りです。

  • 目立ちにくい半透明の材料で作られています
  • 痛みはほとんどありません
  • 歯を傷つけることはありません
  • 治療終了後に簡単に除去できます
  • 但し、付ける時には酸処理が必要で、除去も削り落とすことになるため、付けないで済めばそれに越したことはありません。

お口の状態や治療計画によって必要性は異なりますので、詳しくは担当医にご相談ください。アタッチメントの有無や位置は、最適な治療結果を得るための大切な要素となります。

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