歯を抜かないと矯正できないのでしょうか?
歯を抜かないアライナー矯正の可能性について、詳しくご説明いたします。
歯を並べるスペースを確保する方法は、大きく5つあります。
1. 前歯を前方に移動する方法
ただし、より出っ歯になる可能性があるため、全ての方に適用できるわけではありません。
2. 大臼歯を後ろに移動する方法
骨の量によって、移動できる距離が決まります。
3. 歯列を横に広げる方法
こちらも骨の量が重要な要素となります。
4. IPR(歯を少し削る)による方法
専門的にはInterproximal Reductionと呼びます。
5. 抜歯による方法
上記の方法で十分なスペースが確保できない場合の選択肢です。
当院では、光学スキャンとCTを組み合わせて、お一人お一人の骨の状態を詳しく確認します。
その上で、大臼歯の後方移動や歯列の側方拡大がどの程度可能かを慎重に判断します。
さらに、IPRも考慮した上で、できる限り抜歯を避けた治療計画を立てます。
治療計画では、口元やスマイルがどのように変化するかを、2次元と3次元の画像でご確認いただけます。
もし骨の量が少ない場合、非抜歯では理想的な口元を実現できないことがあります。
そのような場合は、抜歯をした場合としない場合、それぞれの治療結果をお見せします。
最終的な治療方針は、患者様ご自身に選んでいただきます。
抜歯の有無でお悩みの方は、まずは診察にお越しください。
あなたの骨の状態を詳しく確認し、最適な治療方法をご提案させていただきます。