1.インプラント
(利点)
- 長持ち 10年たっても生存率は約95%
- とりはずさない(ネジ止めなら、歯科医師はとり外せる⇒修理しやすく、トラブルに対応)
- 残存歯を削らない・負担をかけない。残存骨の保護
- 長持ち。多数の論文で10年生存率90-95%。
- かみきりがよい
- 動かない
- かみあわせが長く保たれ(=無理な力による破壊が起きにくい)、メンテナンスしやすい。
- 自然感
- 顔の変形を防ぐ
(欠点)
- 外科処置が必要。 インプラント周囲炎という新たな疾患罹患の可能性。
- 費用
2.ブリッジ
(利点)
- 取り外さない
- 伝統的でなじみぶかい
- かみきりがよい
- 動かない
- 外科処置なし
(欠点)
- 残存歯を削り(3案の中では最も削る)、負担をかける。歯根破折で抜歯もありうる
- 清掃しにくい⇒ 歯間ブラシ必要
- 残存骨の吸収
- 保険では第二小臼歯よりうしろは全部銀歯となる
- 生活歯をブリッジの支台とする場合、しみが残ったり、ひどい場合は抜髄もありうる
3.とりはずしの義歯
(利点)
- 外科処置なし
- 安い
- 取り外せば清掃しやすい。但し、つけっぱなしだと細菌の巣窟となる。
(欠点)
- 異物感・装着感悪い→金属床義歯や片側性バルプラスト義歯だと保険義歯より改善
- 取り外して清掃する必要あり
- 動く→金属床義歯で改善
- 残存歯をわずかに削り、負担をかける
- かみきりが悪い
- 見た目にバネが見えたりし、審美的によくない→金属床Iバーはより審美的
- 顎底の吸収(年に平均0.3~5ミリ)とともに、常に常に義歯の裏打ちを足す事になり時間の経過とともに、義歯のプラスチックが厚くなる
- 人工歯がすりへりやすく、かみあわせによる破壊が起き易い⇒メタルオクルーザル