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失った歯の補い方

失った歯の補い方

【欠損を放置した場合の問題点】

◎喪失歯の方向への隣在歯の傾斜
◎正しいかみあわせの喪失
◎喪失歯のかみあわせの歯がのびてくる
◎歯の間に隙間ができ、ものがつまる
◎歯が汚れやすく、虫歯になりやすい
◎汚れやすい場所が増えプラーク・歯石がつく
◎歯肉がふくれ、出血しやすい
◎歯肉にポケットができ、うみがでやすい

【欠損はどこまで補うべきか】

日本補綴歯科学会のガイドラインでは、6までは補う
したがって、7は必ずしも補わなくても悪くはない

【欠損補綴の選択肢とその典型的利点・欠点】

1 インプラント 

(利点)

  • 長持ち
  • とりはずさない(ネジ止めなら、歯科医師はとり外せる⇒修理しやすく、トラブルに対応).但し、とりはずしの義歯にも応用可能。
  • 残存歯を削らない・負担をかけない
  • 残存骨の保護
  • かみきりがよい
  • 動かない
  • かみあわせが長く保たれ(=無理な力による破壊が起きにくい)、メンテナンスしやすい。
  • 自然感
  • 顔の変形を防ぐ

(欠点)

  • 外科処置が必要
  • 費用
  • インプラント周囲炎という新たな病気が起こる危険性

2  ブリッジ

 (利点)

  • 取り外さない
  • 伝統的でなじみぶかい
  • かみきりがよい
  • 動かない
  • 外科処置なし

 (欠点)

  • 残存歯を削り(3案の中では最も削る)、負担をかける。歯根破折で抜歯もありうる
  • 清掃しにくい⇒ 歯間ブラシ必要
  • 残存骨の吸収
  • 保険では犬歯よりうしろは全部銀歯となる
  • 生活歯をブリッジの支台とする場合、しみが残ったり、ひどい場合は抜髄もありうる

3 とりはずしの義歯
 (利点)

  • 外科処置なし
  • 安い
  • 取り外せば清掃しやすい。但し、つけっぱなしだと細菌の巣窟となる。

 (欠点)

  • 異物感・装着感悪い
  • 取り外して清掃する必要あり
  • 動く
  • 残存歯をわずかに削り、負担をかける
  • かみきりが悪い
  • 見た目にバネが見えたりし、審美的によくない
  • 顎底の吸収(年に平均0.3~0.5ミリ)とともに、常に常に義歯の裏打ちを足す事になり時間の経過とともに、義歯のプラスチックが厚くなる
  • 人工歯がすりへりやすく、かみあわせによる破壊が起き易い⇒メタルオクルーザル

4 移植
 (利点)

  • 残存歯を削らない・負担をかけない
  • 親知らずを利用する場合、保険適応

 (欠点)

  • 約1カ月は、移植した側で全くかめない
  • 外科処置での体に対する侵襲は、インプラントより大きいこともある
  • 中長期的には骨と癒着したり、根の吸収が起こりやすい

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