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お役立ち情報

デンダルフロスについて

みなさんはデンダルフロスを使ったことがありますか?あるデータによると日本でデンタルフロスを日常的に使用している人は少ないと言われています。しかし、歯科先進国のアメリカやスウェーデンでは歯磨きをしたあとに、デンタルフロスを使うことは当たり前となっています。

デンタルフロスを使用すると、歯と歯の間の歯肉の中(縁下)3.5ミリまで届きます。ブラッシングや歯間ブラシよりも歯肉の奥まで届くので、歯ブラシだけでは取れない汚れを取ることができます。この2つを併用することで歯と歯の間の汚れを確実に取ることができます。

しっかりと歯と歯の間の汚れを取ることが出来ないと、歯と歯の間に虫歯ができてしまう可能性が高まります。隣接面カリエスといいます。歯の間は、噛み合う面とは違い見えにくいので、気付いた時には大きな虫歯になっていたりするので恐ろしい虫歯です。その為にも日頃からデンタルフロスなどの清掃補助用具を併用することが大切になってきます。

デンタルフロスの使い方

まず40~50センチくらいフロスを取り出します。目安としては指の先からひじくらいの長さです。そのフロスの端を指にくるくると巻き付けます。次に親指と人指し指を使って、指と指の間のデンタルフロスの間隔を1から1.5センチの長さになるようにしてピンと張るようにします。

準備ができたら、歯と歯の間にフロスを挿入します。ここで気を付けないといけないことがあります。勢いよく歯肉に入れてしまうと歯肉が傷ついてしまう可能性があります。歯面に沿って、のこぎりを引くようにフロスをゆっくりと内外に動かしながら歯と歯が接触している部分を通過させて下さい。

フロスを挿入することができたら歯についたプラークをこすり落とすようなイメージで片方の歯に沿わせながら上の方に移動させます。これを5回程行います。

反対側の歯も同じように行っていきます。一度使用したフロスは、指などで巻き取って、別の歯を行う時はフロスの新しい所を使うようにします。慣れるまでは難しく感じてしまうかもしれませんが、慣れてくるとスムーズにできるようになります。

焦らないでゆっくりと鏡を見てやるのも良いでしょう。

どうしても苦手という方は歯科医師や歯科衛生士に相談してみるのも良いでしょう。自分で正しく使う為には、根気よく練習すると良いでしょう。またフロスに持ち手のついたタイプもありますのでそちらも使ってみて下さい。

歯ブラシの選び方

店頭で歯ブラシコーナーの前であまりの種類の多さにどれにしようか迷ったことはありませんか?どれも魅力的なキャッチコピーがついていますよね。

正しく歯を磨くには、適切な歯ブラシを選ぶことはとても重要です。
ぜひ、あなたに合った歯ブラシを見つけましょう。

1. 歯ブラシの硬さ

歯ブラシの硬さは、硬いほどプラークを落とす力が強いのです。しかし、ブラッシング圧の強い方が「硬め」の歯ブラシで磨くと、歯肉を傷つけ、さらに歯まですり減らしてしまうのです。ですから、「硬め」の歯ブラシは、磨く力の弱い、女性やお年寄りにおすすめです。

また歯周病で歯茎が腫れていたり、出血しやすい方は歯肉を傷つけにくい「柔らかめ」の歯ブラシでじっくり丁寧に磨くのにおすすめです。その場合も症状が良くなったら、「普通」の歯ブラシを使うようにしましょう。一般的には「普通」の硬さを選ぶのがいいですね。

2. 歯ブラシの大きさ

歯ブラシの毛が植わっているところをヘッドといいます。そのヘッドが小さめのものがいいでしょう。目安としては、親指の幅程度のものがおすすめです。歯ブラシのヘッドが大きいと、歯と歯茎の境目や、歯と歯の間の細かい箇所にきちんと歯ブラシの毛先が当たりません。ブラッシングで大切なのは、お口の中の、プラークをきちんと落とすこと。

そのために、細かい箇所(汚れが溜まりやすいところ)に毛先をしっかりあてて、振動させて磨くには、小さめのヘッドのほうがいいでしょう。

3.歯ブラシの交換時期

まず歯ブラシの毛先の状態を確認しましょう。毛が柄からはみ出していたり、広がっていたら交換時期です。また、歯ブラシは消耗品ですので、何も問題が無いように見える歯ブラシも定期的に交換が必要です。目安は一ヶ月に1本、長くても三ヶ月に一度は取り替えましょう。歯ブラシの毛先に弾力がなくなったものを使うと、上手く汚れを取り除けないばかりか、歯茎を傷つける可能性もあります。

それでは本来の歯ブラシの目的が果たせませんね。また、毎日歯ブラシを使用していると、目に見えない汚れや雑菌が毛に付着します。衛生状態も悪くなります。

毎日の歯ブラシの消毒は必要ありませんが、歯を磨いた後、流水下でよく洗い、乾燥させて保管しましょう。

保険診療と保険外診療

歯科医院にいくと、「保険外診療」という言葉を耳にしたことはありませんか?
今回は「保険診療」と「保険外診療」についてお話しします。

歯科の治療の中には、大きく分けて「保険診療」と「保険外診療」の2つがあります。
「保険診療」は国が定めたルールにより算定されます。国が定めた検査や治療方法で行います。保険診療で使われる歯科材料や治療回数、治療期間まで細かく定められています。

この国のルール内で行われる治療を「保険診療」と言います。

患者さんの負担は、健康保険で定められた金額(0~3割)を一部負担金として支払います。残りは、市町村が支払ってくれます。
「保険外診療」は、保険診療の三~数十倍の費用がかかります。全額、患者さんの負担となります。しかし、国で定めたルールや、制限がありませんので様々な材料や治療が行えます。

しかし、歯科治療を受けるすべての人に「保険外診療」が必要な訳ではありません。
材料や治療方法が制限されていても、その範囲内で充分な治療ができる場合もあるのです。患者さんの状態や、症状などによっては、保険内の中では十分な治療ができない場合もあります。広い視野で「保険内の治療」と「保険外の治療」の2つを比べ、患者さんの状態や症状を総合的に考えて治療方法を選択していく必要があります。

どのような場合が保険外診療となるのでしょうか?

歯の被せものに関しては、保険外診療で使われるものは保険内診療で使われる材料よりもワンランク上のものが使われています。
保険内で使われる材料は限られていますが、保険外のものは沢山の種類があります。
保険内でも充分な治療はできますが、保険内の治療ではカバーできない場合や金属を入れたくない。など審美性を気にする人は保険外の治療も考えてみてもいいかもしれません。
健康保険が適応されるのは、「処置」に対してのみです。
歯並びを治す為の「矯正歯科」、歯のない所に人工の歯根を埋める「インプラント」、歯を白くする「ホワイトニング」などの見た目を改善する「審美歯科」などは保険外診療になります。

しかし、保険内の治療でもお口の中の虫歯を予防するメインテナンスは、しっかり受けられます。

  • 歯のクリーニング(PMTC)→機械的に歯の表面の汚れを落とす処置。
  • 歯石を取る(スケーリング)→歯周病の原因となる歯石を専用の器具を使用して取る。
  • 歯科医や歯科衛生士による口腔衛生指導→お口の中を検査して、適切なアドバイスや助言をもらう。
  • フッ素塗布→虫歯になりやすい場所にフッ素を塗り、虫歯を予防する。

歯科医院に行ったら、他人任せにするのでは無く、今の自分にはどのような処置が必要なのか、どのような治療の選択肢があるのかを歯科医としっかりと話し合い、二人三脚で治療を行っていって下さい。

健康な歯を保つ事ができると、美味しく食事ができ、友人、家族と楽しくおしゃべりできます。それはきっとあなたの人生の質の向上に繋がります。

知覚過敏について

冷たいお水を口に含んだ時に「キーン」と歯がしみたことはありませんか?

歯ブラシが当たったり、冷たいアイスを食べたときなどにしみる症状が出たらそれは知覚過敏かもしれません。今までは何も無かったのに急に気になるようになった人もいるのではないでしょうか?知覚過敏症の原因について考えてみましょう。

歯の表面は丈夫で硬いエナメル質というもので覆われています。
何らかの原因でそのエナメル質が傷ついたために、その下の象牙質という部分が露出してしまうために刺激が直接伝わってしまいます。
象牙質はエナメル質より軟かく、象牙質表面にはとても小さな穴が無数にあいています。それを「象牙細管」といいます。

この穴は栄養を送る役割の他にも、刺激を直接伝える役割もするので神経まで刺激が伝わってしまいます。そのため象牙質が露出すると、しみるといった知覚過敏の症状が現れるのです。

では刺激にはどのようなものがあるのでしょうか?

  • 温度刺激では→冷たい(温かい)食べ物や飲み物
  • 器械刺激には→歯ブラシやつまようじ
  • 科学的刺激には→酸性食品や甘いもの

など刺激には様々な種類のものがあります。

知覚過敏症の原因はどのようなものがあるのでしょうか?

◎過度なブラッシング

歯磨きをする時に、歯ブラシを強くゴシゴシと行ってはいませんか?歯の表面にあるエナメル質やセメント質が傷ついたり、削られてしまいます。とても硬いエナメル質ですが、毎日の積み重ねでダメージを受けてしまうと削れてしまうのです。これは知覚過敏症の原因で最も多いといわれています。

◎歯ぎしりや噛み合わせ

無意識のうちにしてしまう歯ぎしり。強く歯をこすってしまうのでエナメル質が削れてしまったり、ひどい時には割れてしまいます。
歯ぎしりはエナメル質だけでなくお口の中全体の歯周組織まで負担をかけてしまいます。歯の根っこの部分にあたる歯槽骨までダメージをあたえてしまうので歯周病の原因となります。また歯周病を悪化させる原因になります。
噛み合わせが悪い場合も、適切ではない方向に力が強くかかってしまうのでエナメル質を傷つける原因になります。

他にも、歯磨き粉に含まれる研磨剤が原因だったり、ホワイトニング治療の後にしみることがあります。

歯科医院での治療法で多く選択されるのは「薬を塗る」ことです。何らかの原因で露出してしまった象牙質を薬でコーティングする方法です。薬を塗る治療の場合は個人差があるので一回塗って気にならなくなる場合や、数回にわたって繰り返して行わなければならない場合もあります。それでも改善されない場合は、その部分をレジンというプラスチックの材料で埋めていく方法もあります。

しみる症状があっても必ずしも知覚過敏とは限りません。虫歯や歯周病の可能性もあります。自己判断や放置などしないで気になる症状があったら歯科医院を受診しましょう。

お口の中の菌は赤ちゃんに移る?

赤ちゃんは生まれてきたときには、お口の中には虫歯菌はいません。つまり無菌状態なのです。しかし、歯が生えてきてお子さんが大きくなって気付いたら虫歯になっていた。なんてことはありませんか?

3歳児の約40%は虫歯になっているというデータもあります。

生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯が無いのになぜこのようなことがおこるのでしょうか。
生後19~36ヶ月の間に赤ちゃんが虫歯菌に感染してしまうからです。
感染経路は主に母親、父親などの大人からです。

主な経路はこのようなものが考えられます。

◎ 食事のときのスプーン、食器などの共有

食事のときに大人が使っているスプーンで食べさせたり、同じ食器で回し食べたり、同じコップを使用することで間接的に虫歯菌を子供に移してしまいます。

◎ キスなどのスキンシップ

赤ちゃんが可愛くてついついキスをしてしまう。親の口から子供の口へと感染してしまいます。

◎ 食べ物を噛んで与える

子供に食べさせやすいように噛んでからあげる。温度の確認をするために口で確認したりすると感染の原因になります。もともと食べやすいように小さく切ってあげ、子供専用の食器やスプーンを使い親は口をつけないよう注意してあげましょう。

これらのことを注意してみて下さい。

あまり神経質になりすぎてスキンシップが減ってしまうのは良くありませんが、少し注意して生活してみて下さい。子供の世話をすることが多い親の虫歯菌が多ければそれだけ子供に感染する確率が高くなります。頻繁にこれらの行為を行ってしまわないようにしましょう。

逆を言えば、虫歯菌が少ない親からは感染する確率が減るということです。

ですから親もお口の中を健康な状態に保つことが大切になってきます。どんなに注意してもいつかは誰かの虫歯菌に感染してしまうかもしれませんが、まず身近な親達からの感染を防ぐ事が、虫歯からお子様を守る第一歩になるでしょう。

このような状態を招かない為に、妊娠中からお口の中の菌を減らし清潔に保とうとする「マタニティ歯科」という分野で治療を行っている歯科医院もあります。お腹に赤ちゃんがいる時や、赤ちゃんの時から気を付けていけると良いですね。

妊娠・出産で歯が弱くなる?!生まれてくる赤ちゃんの為に出来ること

女性の健康、特に妊娠中の女性の健康管理は、大きな関心事です。
皆さんは、「妊婦は、おなかの赤ちゃんがたくさんカルシウムを使うので歯が弱くなる」というお婆ちゃんの知恵袋を聞いたことはありませんか?

実は、この言葉を科学的にみると一部に誤りがあります。
妊婦の歯が弱くなりやすいということは事実です。しかし、妊娠中のお母さんの歯に取り込まれたカルシウムが、おなかの中の赤ちゃんの為に溶け出して使われることはありません。

では、なぜそのようなことが言われてきたのでしょうか?

妊娠中のつわりがひどい方は、歯ブラシを口に入れただけでも吐き気を及ぼすことも多く、歯磨きがおろそかになりがちになります。また、妊娠による味覚、嗜好の変化により、すっぱい(酸味の強い)食べ物や甘いお菓子などを食べる頻度が増えたり、食事の回数が増えたりするなど、お口の中の衛生環境が悪化しやすい食生活になりがちです。

加えて、妊娠中は女性ホルモンの分泌が盛んになり、これらのホルモンを栄養源にしている細菌が増殖したり、唾液の分泌量も変化したりするなど、お口の中の環境が不潔な状態になりやすく、歯肉の腫れや出血がみられる場合があります。

これを「妊娠性歯肉炎」と言います。また状態をほうっておくと歯周病へと進行していきます。
ですから、先ほどのお婆ちゃんの知恵袋を正しく言うなら、「妊娠した女性は、つわりやライフスタイルの変化、ホルモン分泌の変化により、お口の中の環境バランスが崩れやすく、歯周病になりやすく歯が弱くなりやすい」ということになります。

しかし、すべての妊婦が、必ず歯肉炎になるとは限りません。日頃のメンテナンスをしっかり行うことで、妊娠性歯肉炎は予防できるのです。妊娠を機に検診を受けることで、自覚症状のない虫歯や歯周病も早期に発見できます。

生まれてくる赤ちゃんの為にも、お母さんのお口の中の健康の為にも定期的に、専門的な予防処置と正しい知識を身につけることが大切です。

上顎洞炎とは

「走ったりジャンプしたりすると振動で上の奥歯が痛みます」という理由で歯医者さんに行っても歯にはなにも異常がないことがあります。このような場合は大体の場合が、上顎洞炎という副鼻腔炎の炎症が原因のことが多いです。
鼻の周りには鼻腔と通じている空洞がいくつかあり、上顎洞(鼻の両脇)、前頭洞(おでこ)、篩骨洞、蝶形骨洞に分けられます。
副鼻腔に慢性的な炎症があるものを慢性副鼻腔炎と言います。蓄膿症と言うと分かりやすいかと思います。上顎洞炎は、副鼻腔のうち上顎洞に炎症が起こっている状態を言います。症状としては鼻がつまる、鼻水が喉の方に流れやすい、黄色い粘り気のある鼻水が出るなどです。実はこれは歯と大きく関係しているのです。

上顎洞は上の奥歯のすぐ上からあるので、人によっては奥歯の根元が元々上顎洞に突出している事があります。上の奥歯に虫歯や歯周病があり、根元の炎症が起きると、根元の細菌が上顎洞にまで侵入してしまい、上顎洞炎になってしまうことがあります。
このように歯が原因で起こる上顎洞炎のことを「歯性上顎洞炎」と言い、歯科医院での治療が必要となります。
個人差はありますが、奥歯の特に第一大臼歯が原因になることが多いです。
通常の蓄膿症の場合は両方の鼻に症状が現れますが、歯が原因で起きた上顎洞炎は、原因の歯がある側だけの症状が多く、急性の場合は、歯の痛み、頬の痛み、臭いのある鼻水が出たりします。上顎洞炎のうち、歯が原因の「歯性上顎洞炎」は全体の10~30%を占めています。

急性の場合は、洗浄や抗生物質を投与し、消炎させます。
慢性の場合は、感染源の除去が必要ですので、根っこの治療、歯周病の治療で改善できないようであれば残念ながら抜歯となります。抜歯を行うと抜歯したところと上顎洞が繋がりますので、その穴から何度か洗浄を行います。抜歯後の穴が小さい場合は自然に塞がります。しかし大きい場合は、いつまで経っても自然に塞がらず、飲み物を飲んだ時に鼻から流れてきてしまいますので、穴を塞ぐ処置が必要になります。

歯性上顎洞炎は、歯科医院の検査でほぼ分かります。歯とは関係ないような病気も歯が原因となっていることがあります。体全体の健康管理はもちろんのこと、口の中の管理にも気を配るようにしましょう。

歯の応急処置

転んだり、スポーツをしていて怪我をしたなど・・・急に起きてしまった事故時の歯の応急処置についてお話します。

歯の事故にはいくつか種類があります。

  1. 歯が折れた、欠けた(歯の破折)
  2. 歯がぐらぐらしたり抜けてしまった(歯の脱臼)
  3. 歯が骨の中にめり込んでしまった(歯の埋入)
  4. 歯が脱落して失ってしまった(喪失)

その中でも、歯が折れてしまった、抜けてしまった、歯が口の中から出てしまったなどの場合には歯科医院に行く までに気をつけなければいけない事があります。
抜けた歯は、早急に正しい処置を行う事で元に戻る可能性があります 。
歯の根っこの表面には、歯根膜という組織があります。歯が抜けてしまった場合、この歯根膜の状態を壊さないよう にして、できる限り保つようにして歯科医院へ持っていく必要があります。この歯根膜の状態によって治療がうまくいくかが 左右されるのです。

具体的にどのようにするかというと、まず抜けてしまった歯を探します。歯が見つかったら、歯に付着した汚れを落とし ます。肝心なのはここです。生理食塩水や水道水の流水下で洗います。洗う時間は数十秒程度にしましょう。30秒以上洗って しまうと、歯の大切な組織まで洗い流してしまうことになります。そして洗う時には、歯の根っこの部分は決して持ってはい けません。不用意に触ってしまうと、細菌に感染する原因となります。

抜けてしまった歯は、乾燥に弱いです。歯が乾かないようにする為に自分の口の中(頬と歯茎の間))に入れ保存するか 、牛乳をいれた清潔な容器に入れるなどして乾かないように注意します。子供の場合は、飲みこんでしまう可能性があるので 、自分の口の中ではなく親の口の中に歯を保存する方法でも大丈夫です。
そして30分以内に歯科医院に行きましょう。 2時間以上経過してしまうと歯根膜が死んでしまいます。そうなると治療が成功しにくくなります。
歯科医院に行った ら、「いつ、どこで、どのような状況で歯が抜けてしまったのか、又は折れてしまったのか」を話しましょう。早急な処置と 、すぐに歯科医院に行くことで、事故から30分~1時間くらいの間に治療を始めることができれば、抜けた歯は元に戻せる可 能性が高いでしょう。非常事態ですが、慌てることなく適切な知識を持って冷静に行動することが大切になります。もしもの 為に正しい知識をぜひ、頭に入れておいて下さい。

子供の歯並び

子供の歯(乳歯)は全部で20本あり、最初の歯が生後6から7ヶ月で生えてきます。最近の乳幼児の検診では、正常な歯並びの幼児は少ないといい、中には乳児のうちから問題がある場合もあるそうです。乳歯の並びが悪いと永久歯にも
影響するといわれています。

歯並びの悪い原因は?

歯並びの悪い原因を二つに大きく分けると、環境的原因と遺伝的原因になります。環境的原因としては基本姿勢の悪さや食べ物、運動不足が原因の子供の低体温化があげられています。また子供のジュースやお菓子などの糖分の取りすぎにより、カルシウムの活性が妨げられ、歯が弱くなります。以前は良く咬むことで自然と矯正されていたものが、柔らかい食事を摂取することが多くなり噛む必要が減ると、顎が十分に発達せず顎自体が小さくなりきちんとした歯列で歯が並ばなくなります。また赤ちゃんの時の長期間指しゃぶりを続けることによって、指で歯が押され、上下の噛みあわせが悪くなってしまいます。   

遺伝的原因としては、両親に体系や顔の形が似るように、あごの形、歯の本数や大きさも遺伝します。あごの大きさに対して歯の大きさが大きかったり小さかったりすると凸凹が生じる原因となります。もともと歯の本数が少なかったり多かったりしても正しい歯並びや咬みあわせが得られなかったり、下のあごがバランスよく成長していないと受け口や出っ歯を引き起こす原因となります。

歯並びが悪いとどうなるの? 

◎良く食べ物を噛むことができません。

歯並びが悪いと前歯や奥歯でちゃんと食べ物を噛むことができないので正しく強く咬むことが出来ません。丸飲みになることも多く、消化器官への負担も多くなります。 

◎発音がしづらくなります。

 特定の発音 主に、サ行やタ行が発音しづらくなります。

◎「虫歯」や「歯周病」になりやすくなります。

歯並びの悪さから、歯磨きの時、口のすみずみまでキレイに磨くことが難しくなり磨き残しが多くなります。また虫歯を予防してくれる役目を果たす唾液の自浄作用の低下も考えられます。

◎顎関節症になりやすくなります。

歯並びが悪いと、正しく咬むことが出来ません。すると顎の関節や筋肉に負担がかかり、その結果顎が痛くなったり、口を開けられなかったり、関節の音がなったりします。

◎顔のバランスが悪くなります。

歯並びが悪く、バランスの悪い噛みかたをしていると出っ歯や受け口が悪化します。

特に子供は軽い受け口であっても成長過程で症状が悪化することがあります。

◎頭痛・肩こりの原因になります。

噛み合わせが悪いとバランス良く歯を噛みしめることができません。これにより筋肉が悪影響をうけ頭痛や肩こり、姿勢の悪化などを引き起こしたりします。

◎心理的コンプレックスをうけやすくなります。 

歯並びが悪いことや、出っ歯 受け口はからかわれたり、口を大きくあけて笑えないといったかなりのコンプレックスになります。人前で笑えない=笑顔に自信が持てないことは自分自身にも自信が持てなくなり、おもいっきり笑いたいときも気になって手で口をおさえてしまったりするようになってしまいます。

 

歯並びがキレイになると、噛み合わせや見た目の
改善だけでなく、こころまで笑顔になることでしょう。一度、お子様の歯並びについて注意してみてはいかがでしょうか?子供の歯並びは、乳歯が生える時期から永久歯に生え替わり完了するまで長期にわたり観察していくことが必要です。

お子様の歯並びになにか問題、疑問がある場合は、専門医で相談することをお勧めします。

口内炎について。

口内炎になったことがある人はいませんか?

痛くて不自由に感じてしまいますね。口内炎とは何なのでしょうか?症状や、原因について考えてみましょう。

 

「口内炎」とはお口の中に起こる炎症のことを言います。お口の中の粘膜の様々な場所に出来るので、日常生活に支障をきたす場合もあります。小さな子供からお年よりまで、幅広く発症します。

口内炎には様々な種類があります。

 

アフタ性口内炎

原因は様々である。表面は白く周りが赤い潰瘍のものが一から数個できる。

カタル性口内炎

入れ歯や矯正器具が粘膜に当たったり、自分の歯が当たったりして、傷がつくことにより赤く腫れる。

口腔カンジタ症

口の中でカビの一種であるカンジタが多量に発生すると起こる。白い膜が口の中全体に広がる。痛みは無い。

 今上げた口内炎の他にも様々な種類の口内炎があります。

 口内炎についてくわしくはこちらから

 

一般的によく発生するアフタ性口内炎は、辛いものや、すっぱいものなど刺激物を食べるとしみたり、痛みがでたりします。しゃべることが困難になったり、食事がしにくい、飲み込みにくいなどの症状もみられます。

原因はストレスや、疲れていたり、不規則な生活が原因であったりと体調を崩してしまった時などに出来ることが多いそうです。

さらにお口の中には、たくさんの細菌がいます。体調を崩してしまったり、歯磨きがきちんと行なえない、唾液の分泌が減ってお口の中の環境が悪化することで、口内炎の症状を長引かせる要因にもなります。

口内炎はだいたい一週間から二週間くらいで治ります。

 

口内炎を治すポイント

お口の中を清潔に保つ。

規則正しい生活を心がける。

刺激のあるものや、冷たすぎるもの、熱すぎるものは避けましょう。

偏った物ではなく、しっかりと栄養のある食事を心がけましょう。

食事ではビタミンが多いものを摂取するようにします。特にビタミンB2の不足は口内炎の直接の原因になります。ですから、ビタミンB2を多く含む、たまごや豚肉、レバーを意識的に食事に取り入れましょう。

ビタミンB2には、肌荒れや疲れやすさを和らげる効能もありますので普段の食事にも積極的に取り入れるようにしたいですね。

しかし、症状が長引いたり、繰り返し口内炎が発症する場合は、他の原因の可能性もありますので、病院でみてもらうと良いでしょう。

歯のアンチエイジング

人は相手の顔を5~6秒見ただけで、第一印象を決めると言われています。見た目年齢を若く保つためには、肌や髪と同じくらい、歯の美しさもとても重要といえるのです。

◎歯の老化の原因は?

歯も年齢と共に老化していきます。その原因として虫歯や歯周病、歯ぎしり、奥歯のかみしめや、歯を強く磨きすぎることによる磨り減りがあります。これは歯科への通院 や、正しいブラッシングで改善できます。

また飲食物に含まれるによって歯の表面のエナメル質の溶解があります。酸を含んだ飲食 物の摂取をしないことは難しいので、当然ケアが必要になってきます。放置しておくと、いつの間にか歯の表面のエナメル質が溶けて、黄ばみ、白濁、削れ、欠けなど、歯の 老化を進行させてしまうのです。健康な歯を維持するための知識が豊富な人ほど、歯科医での定期的な検診、正しい歯のブラッシング、正しい虫歯予防について、いつも新し い情報を仕入れています。

歯科医での治療に抵抗を感じる人もいますが、それは自分の歯を痛くなるまで放置しておいた結果です。痛くなる前に早めに歯科医でのプロフェッショナルケアをしていれ ば、嫌な思いをすることはありません。

◎酸で歯の表面(エナメル質)が溶ける「酸蝕歯」

「酸蝕歯」は、飲食物に含まれる強い酸の摂取で進行してしまい、エナメル質が溶けて薄くなり、歯が欠けたり、ひび割れたり、歯が黄ばんだりします。

フルーツやスポーツ飲料は酸が多いので、それらの酸を取り続けることで少しずつ歯は溶け出してしまうのです。他にも酸の強い胃酸の逆流や、嘔吐などによっても「酸蝕 歯」が進行します。

◎「酸蝕歯」を防ぐには?

酸による歯の老化(エイジング)である酸蝕歯を少しでも遅らせるためには、まず酸の強い飲食物をダラダラと長時間にわたって口にしないことです。加えて、摂取後はお 茶を飲み、唾液の力で軟化がおさまる30分ほど後に柔らかいブラシでやさしく磨くことを心がけてください。

酸性の強い飲食物の摂取直後は歯の表面のエナメル質が軟らかくなっている為、ブラッシングにより歯が削れてしまいます。ブラッシング時の歯磨き剤はエナメル質を守る ものを選ぶとさらに効果的です。研磨剤が多く入った歯磨き剤を使うと、「酸蝕歯」が進行してしまうことがあります。エナメル質が削れてしまうことで、黄ばみが悪化した り、知覚過敏をひき起す可能性があります。最近では、歯の表面のエナメル質を強化して、酸によってエナメル質が溶け出さないように開発された歯磨き剤もあります。
酸蝕歯についてくわしくはこちらから。

また、唾液は口内を中和させる働きや、歯の再石灰化を促進させる働きがあり、ガムを噛む回数を増やすことで唾液量を増やすことができます。キシリトール配合のものは 酸を発生させないのでより効果的です。

エナメル質を酸から守ってケアしてくれる歯磨き剤でやさしくブラッシングするデイリーケアと半年に一度の歯科医によるプロフェッショナルケアを合わせるのがおすすめです。

歯周病とメタボリックシンドロームの関係

近年生活習慣病が急増しています。特に問題視されるようになったのはメタボリックシンドロームです。内臓に脂肪がたまり、肥満、高血糖、高血圧などの危険因子が重なった状態を言います。また、動脈硬 化の発症・進行を相乗的に進め、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病などの生命に関わる病気の発症の確率が一段と高くなります。

生活習慣病にはたくさんの種類があり、ひとつの病気を持っていると他の病気も併発しやすいのが特徴です。病気がかなり進行しないと自覚症状も出てきません。

歯を支える骨を溶かす歯周病も生活習慣病のひとつです。歯のまわりにつくプラーク(歯垢)と呼ばれる細菌のかたまりが原因で起こり、歯ぐきでとどまっているのが歯肉炎 、歯の根のセメント質や歯の根が埋まり、歯を支えている顎の骨まで広がったものを歯周炎と言います。放置したままにすると顎の骨が溶けてしまい歯がグラグラして最終的 には抜けてしまうこともあります。なんと中高年の8割に発症すると言われており、成人では歯を失う最大の原因と なっています。歯周病は患者数がもっとも多い生活習慣病であると言え るでしょう。

このメタボリックシンドロームと歯周病。一見なんの関係もなさそうですよね?ですが、国内外の様々の疫学的調査により両者には深い関係があることが分かってきました。

特に関係が深いのが糖尿病です。糖尿病になると唾液の分泌量が減って歯周病菌が増殖したり、免疫機能・組織修復力が低下し、歯周病が発症・進行しやすくなります。一 方で歯周病が進むと大量のTNF-αが分泌され、インスリンの働きを悪化させ糖尿病の発症・進行を助長する恐れがあります。近年、糖尿病患者に対し歯周病の治療・管理 を行うことにより、血糖コントロールが改善されたという報告もされています。

両方に共通する危険因子は肥満と糖尿です。肥満と糖尿病の両方がある人は歯周病にもメタボリックシンドロームにもなりやすいということです。歯周病とメタボリ ックシンドロームは同時に進行していき、そのため動脈硬化の進行が加速し、心筋梗塞や腎臓病などで死亡する確率が高まります。

歯周病はあまり自覚症状のないまま進行し、気付いた時には重度の歯周病になっていることが多いですので、自宅での日頃のケアと定期的に歯科医院にて検診を受けるようにし ましょう。歯周病の予防はメタボリックシンドロームの予防へとつながります。規則正しい 生活、栄養バランスのとれた食事をとるよう心がけましょう。

キシリトールとは。

キシリトールとは、多くの野菜や果実に含まれているキシロースから合成される天然の甘味料です。糖アルコールと呼ばれる炭水化物の一種で厚生省に認可されている食品添加物です。また、砂糖と同じくらいの甘さがありますがカロリーは砂糖の3/4です。インシュリンに影響を与えない為、糖尿病患者向けの医療品原料としても使用されており、世界38カ国以上の国々でも食品や医薬品への使用が認められている安全な甘味料でもあります。

キシリトールについて詳しくはこちらから。

●キシリトールは虫歯菌の栄養にならない

虫歯は虫歯菌が糖分を栄養源にして酸を発生し、歯を溶かしてしまうことにより発生します。キシリトールは他の糖分と違って虫歯菌の栄養源になりません。従って、キシリトールは虫歯菌で活動することはなく、歯の表面を溶かす酸を作り出しません。酸が発生しないということは、それだけ虫歯になりにくくなります。同じ甘いものを摂取したとしても、キシリトールを摂取した場合、虫歯菌の活動は押さえることが出来ます。

●キシリトールは歯の再石灰化を促進する?

虫歯は、虫歯菌の脱灰スピードに、歯の再石灰化スピードが追いつかなくなると発生します。したがって、歯の再石灰化が安定して行われていれば、虫歯になりにくくなります。一説では、キシリトールは歯の再石灰化を促進すると言われていますが、キシリトール自体の再石灰化機能はまだ証明されていません。しかし、ガムを食べることにより唾液を多く分泌します。そして、この唾液には歯の再石灰化を促進する機能があるため間接的に歯が虫歯から守られるのです。

●キシリトールガムの効果的な使い方

ガムを咬んで口の中に唾液が一杯になったらすぐには飲み込まず、出来るだけ溜まった唾液でクチュクチュと口腔内に行き渡らせると効果的です。加えて、味がなくなっても5~10分間咬んで下さい。キシリトールを毎日、摂り続けることで虫歯菌の除菌的な効果が現れ、その後も継続されやすくなります。

また歯の萌出期は摂取量や回数を増やすと良いでしょう。さらに使い続けると虫歯になりにくい歯垢に変わって来ます。歯垢の体質改善(選択的に虫歯を起こす菌を除菌する効果)がなされ、虫歯が出来にくい細菌のバランスに変化します。

キシリトール製品を選ぶ基準は、その製品に使用されている甘味料あたりの50%以上がキシリトールであること、加えてキシリトール以外の甘味料(マルチトール・ソルビトール・マンニトール)も虫歯の原因にならないものであること、総重量のほとんどがキシリトールで占められることが推薦されます。とはいっても、キシリトールを摂取すれば、それだけ虫歯を防げるわけではありません。

歯を虫歯から守るためにはフッ素配合の歯磨き剤の使用と合わせて、正しい歯のブラッシングが大切です。キシリトールは、プラークを落ちやすくし、ブラッシング効果を上げたり、フッ素と一緒になることにより歯を硬くするなど、普段の虫歯予防に加える事で相乗効果を発揮します。毎日の習慣に加えることで、虫歯予防をしっかりサポートしてくれるのがキシリトールなのです。

予防できる?歯肉炎!

歯肉炎とは、歯周病の初期段階(軽度歯周炎)のことを言います。
ほとんどの場合歯周ポケットの深さが3mm以内で、歯槽骨の破壊が起こっていない状態の場合は完治します。
しかし、プラークや歯石がたまり歯肉に炎症が起こり、赤く腫れたり、出血する状態が続くと、中等度歯周病に進行していきます。

1.症状

健康な人の歯周ポケットはだいたい0.5~2mmくらいで、歯肉は引き締まった三角形をしています。
しかし、歯肉炎になってしまうと、歯周ポケットの深さは、3~5mm程度まで進み、歯肉は赤く、ぶよぶよしてきます。
痛みもほとんどないですし、歯周病と違って歯はぐらぐらしません。

2.種類

・単純性歯肉炎
プラークが原因の最も多い歯肉炎。

・複雑性歯肉炎
全身性因子や特殊因子が関係している歯肉炎。
てんかんや狭心症の薬の副作用による歯肉炎などもあります。

・急性ヘルペス性歯肉炎
口の中に水泡ができ、びらんになります。
熱が出たり、リンパ節が腫れたりします。
乳幼児に多い歯肉炎でしたが、成人にも見られるようになりました。

・妊娠性歯肉炎
妊娠中は女性ホルモンの影響で虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
歯肉から出る歯肉溝浸出液という液体と女性ホルモンが混ざって細菌の繁殖を助けます。
そのため、歯茎が腫れたり、出血しやすくなります。
特に妊娠2~3ヶ月あたりからかかりやすくなります。

・慢性剥離性歯肉炎
女性に多く、ストレスや免疫力の低下が考えられます。
歯肉の上皮がはがれ、びらんを形成し、痛みを伴う歯肉炎です。

・急性壊死性潰瘍性歯肉炎
ストレスや栄養失調、口の中の衛生状態などが原因と考えられる歯肉炎で、急に口の中の細菌が繁殖し、歯茎が炎症を起こして痛み、炎症部分の黒ずみや、口内炎の合併ができる歯肉炎です。

3.治療法

治療法として挙げられるのは、プラークコントロールです。
初期の歯周病(歯肉炎)はブラッシングだけで回復できるので正しいブラッシングと生活をして改善するようにしましょう。

4.予防法

予防法として挙げられるのはやはりブラッシングです。
歯茎をマッサージしてあげるように、お口の中全体を磨いてあげて下さい。
特に、歯と歯茎の境目、歯と歯の間、歯並びの良くない部分などは汚れがたまりやすいので細かく磨いてあげましょう!

歯肉炎は一度治ってもまた再発することがあります。
再発しない為にも、お口の中をよく観察し、自分にあったブラッシングを行って健康な歯と歯茎を作っていきましょう。

歯肉炎についてはこちら

口呼吸にひそむ危険

わたしたちは本来、鼻で息を吸って鼻から息を吐いています。しかし、鼻からではなく口から息を吸って口から息を吐く人が増えています。それを口呼吸といいます。

鼻の粘膜には繊毛(せんもう)と呼ばれる細かい毛がたくさん生えていて、ほこり、ウィルス、細菌等の異物が体内に侵入してくるのを防ぐ役目をしています。ところが、口で呼吸をすると、ウィルスや細菌などを含んだ冷たく乾燥した空気を直接体内へ取り込むことになり、のどの乾燥や、ウィルスや細菌によってかかる病気のリスクが高まります。

口呼吸によるお口の中への悪影響についてあげてみましょう。

唾液にはお口の中を清潔に保ち、虫歯を予防する働きがあります。そのため口呼吸が続くと、唾液の量が減り唾液の自浄作用が低下し、虫歯や歯周病へのリスクが高くなります。そして口臭の原因にもなります。

また、鼻呼吸で口を閉じている時には舌の先が上顎に軽く触れますが、口呼吸は呼吸しやすいように無意識に舌の位置を動かすことで、常に口を開けてしまうので舌の位置が下がってしまうことが多いです。そのため歯が舌に押されることにより、顎の成長に支障をきたし、歯並びの乱れを引き起こします。

他にも発音がはっきりしなくなったり、口を開きながらくちゃくちゃと音を立てて食事をするようになったりもします。

口呼吸になってしまう原因はさまざまですが、次のようなものが考えられます。

・アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などで鼻がよくつまる。

・鼻腔をしきる鼻中隔が曲がっているなど、鼻の構造に問題がある。

・アデノイドといわれる鼻の奥の扁桃腺が大きい。

・歯並びが悪い。出っ歯で口が閉じにくい。

・口の周りの筋肉が弱い。

以上の特徴がない人でも、幼児期に口呼吸の癖がついてしまうと、そのままになってしまうことが多いです。また日本人は口呼吸の割合が高いです。欧米に比べて離乳時期が早いためと言われています。鼻呼吸が定着する前に口呼吸を覚えてしまうからです。そうならないためにも、欧米のように3~4歳までおしゃぶりを使うと効果的です。

鼻やのどの病気が原因であれば耳鼻咽喉科へ、歯並びが問題なら矯正歯科で治療を受けましょう。治療を受けることで、口呼吸の改善が望めます。鼻呼吸を意識して行うことで改善する軽い症状の場合もありますが、無理して鼻呼吸へ変えようとすると酸素欠乏になり、頭痛や筋肉痛などの症状が出ることもあります。医療機関を受診して相談するのが安全でしょう。

大切!仕上げ磨き!

小さなお子さんが、スプーンやフォークを使って食事が出来るようになったらぜひ、歯ブラシを持たせてあげてください。
遊び感覚でいいので自分自身でお口の中を磨くトレーニングをすることが大切です。
また、お子さんが自分の歯を磨くという行動が自立の第一歩だと思いませんか?

もちろん、お子さん自身で歯磨きをしただけでは、うまくプラークを取り除くことも難しいと思いますし、磨き残しもあるとおもいます。
しかし、保護者の方が、最初から最後まで磨いてあげたのでは、お子さんの歯磨きの習慣が身につかなくなってしまいます。
そのため、まずはお子さん自身で歯磨きをしてもらい、最後に保護者の方の仕上げ磨きが欠かせません。

ここで、仕上げ磨きのポイントを説明します。

1.体勢

仕上げ磨きをするときは、お子さんの口の中が全体的によく見える体勢で行って下さい。
簡単に言うと、歯医者さんで診療椅子の上で寝た状態のことです。
お家に診療の椅子などありませんから、例えば、お子さんの頭を保護者の膝の上に乗せて固定してみると、お口の中全体が良く見えて、しっかり確認しながら磨くことができます。

2.歯ブラシの持ち方

歯磨きをするとき力を入れれば汚れが落ちると勘違いされている方が多くいます。
そんな方に多く見られる持ち方が、歯ブラシをにぎって磨く持ち方です。
しかし、力が入りすぎてしまうとお子さんが痛くて歯磨きを嫌がってしまったり、歯茎を傷つける原因になります。

正しい持ち方は鉛筆持ちで歯ブラシを持つことです。
鉛筆持ちなら力が入りすぎることが無く、歯ブラシを細かく磨くことができるので理想的な持ち方といえます。

3.動かし方

歯磨きをするときは横に大きく動かすのではなく、細かく動かすようにしましょう。
大きく動かす磨き方をしてしまうと、汚れもあまり落ちませんし、歯茎が傷ついたりします。
横に細かく動かすことで、歯垢(プラーク)もよく取れてきます。
だいたい一箇所磨くのに10回以上を目安に磨くと良いでしょう。

前歯:1本ずつ細かく磨いていきましょう

歯の裏側:歯ブラシを斜めに傾けて、歯と歯茎の間に歯ブラシの毛先が入り込むように磨きます。特に磨き残しの多いところなので丁寧に磨いてあげましょう。

噛み合わせの面:噛み合せの溝の部分は特に虫歯になりやすい場所です。角度を変えたりしながらよく確認して磨きましょう。

しかし、仕上げ磨きが完璧でも歯磨き自体を嫌がるお子さんが多いですよね。
そのため、歯磨き、仕上げ磨きができたら、褒めてあげるようにしましょう。

仕上げ磨きについて詳しくはこちらから

口臭の原因は?

みなさんは口臭が気になったことはありませんか?
ニンニク料理や餃子などを食べた次の日の口臭の原因は食事だったことがわかりますが、臭いのあるものを食べていないのに口臭がきになるということはないでしょうか?
実は口臭の原因にもいろいろあるのです。

口臭の原因

口臭と舌
口臭と強く関係があるのは舌と言われています。
健康な状態のはきれいなピンク色で舌のぶつぶつした所(舌乳頭)がきれいに突起している状態です。
このような健康な状態であれば舌が原因の口臭の心配はありません。

舌が口臭の原因となる場合は、まず舌が汚れていることです。
舌の汚れのことを舌苔(ぜったい)と言います。
この舌苔がついていると不純物などで舌が白くなってみえます。この不純物は歯に付くプラークと同じようなもので、歯磨きをするのと同じように舌も磨いてあげないと口臭の原因となります。

口臭と体調
風邪やストレスなどで体調が悪く免疫力が低下している時は、口の中の細菌が増えて口臭がきつくなります。

口臭と睡眠
口臭は就寝から起床にかけての睡眠時間中にひどくなります。
朝起きると口の中が乾いていませんか?
この渇きが口臭をきつくしているのです。
寝ているとき口呼吸をしている方は特に注意が必要です。
口呼吸を改善して、鼻で呼吸をするように意識することで口臭の予防になるでしょう。

口臭と唾液
唾液は口の中の細菌を除去する役割をもっています。また、除去しきれなかった細菌を唾液とともに胃に送り込んでくれる働きをもっています。
唾液が減少することにより口臭がきつくなるのは、唾液が除去してくれるはずの細菌が唾液の減少により除去し切れなかったためそのまま住み着いてしまったからなのです。

口臭と年齢
口臭にも体臭と同様、加齢による口臭が存在します。
歳をとることで唾液の分泌量が減少するのがひとつの原因です。
また、歳をとるに連れて罹患率が増える歯周病によって口臭の原因となります。

《口臭チェック》

口臭をチェックする方法としては、測定器を使うのが一番信用できる方法ですが、自分でも簡単にチェックできます。

・歯茎が腫れて赤い
・歯と歯の間に食べ物が挟まることがある
・舌苔が大量についている
・たばこを吸う
・歯がグラグラする
・口がネバネバする
・口が乾く
・体調が悪い
・口内炎がよくできる

このように口臭の原因にもいろいろありますが、カテキン(緑茶に含まれる)、フッ素、フラポノールは口臭予防効果があります。
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

口臭について→

「噛みしめ」って?

噛みしめといっても、食いしばりのように一箇所で噛みしめてしまうことや、歯ぎしりのように上下の歯を左右にこすり合わせるようなことなどいろいろな種類があります。

その他にも、強い力で行うもの、弱い力で行うもの、就寝時に行うものまたは起きている時に行うもの、一時的に行う場合、長時間行う場合などがあります。

◎噛みしめを調べる方法

普段自分が噛みしめをしていると自覚している人はあまりいないと思います。
噛みしめを調べるにはどうしたらよいのでしょうか。

人間は何もしていないとき、唇は閉じていますが、上下の歯が接触しているわけではありません。(2~3mm程度の隙間があいています。)
そのため今、あなたの上下の歯が接触した状態にあれば、強弱の差はありますが、噛みしめを行っているということです。

他人の場合は観察することで判断することが出来ます。
観察するのは、咬筋という噛むときに働く筋肉です。
この筋肉は噛みしめを行うと膨れるので、その部分を観察すると分かります。
場所は顎のえらの部分です。しかし、女性の場合、ふくよかで分かりにくい方が多いです。

専門的に調べる場合は「筋電図」という機器を使って正確に調べます。

◎良い噛みしめ、悪い噛みしめ

強い噛みしめを続けていると、歯に亀裂が生じたり、歯が欠けたりします。
また、生じた亀裂から細菌が入り込み、虫歯の原因にもなります。
それ以外にも、顎の関節にダメージを与えることもあります。

弱い力で噛みしめをしていたとしても、筋肉が疲労し顎付近の疼痛や疲労感、さらに頭痛の7~8割を占めると言われる緊張型頭痛も起こります。

しかし、噛みしめは、強い力で頻繁に行わなければ、リラックス効果があると言われています。また、噛みしめることで、全身の筋肉を瞬間的に増強する効果もあるそうです。

噛みしめとは違いますが、食物を噛む→咀嚼運動もリラックス効果があると言われています。食事の際は口に入れたら30回は噛めると良いですね!

◎就寝時の噛みしめを防ぐには?

就寝時に知らないうちにやってしまう噛みしめは自分では止めることができません。
そのため、ナイトガードやスプリントという装置を装着します。
気になる方は歯医者さんへ相談してみましょう。

あなたも知らないうちに噛みしめをしているかもしれません。
一度調べてみるのもいいですね!

歯磨き粉のメリット、デメリット。

毎日行なう歯磨き。
みなさんはどのような歯磨き粉を使用していますか?
最近では、様々な種類の歯磨き粉がお店に並ぶようになりました。

歯磨き粉が使われ始めたのは、4世紀頃のエジプトと言われており、その頃は食塩やミントの葉を使用していたそうです。日本では、平安時代頃から使用されており、塩を焼いたものなどを使っていたそうです。

今のような歯磨き粉を使用し始めたのは、江戸時代からになります。

 

歯磨き粉や歯を磨く習慣は古くからあるのですね。

歯磨き粉についてくわしくはこちら。

 

次に、歯磨き粉のメリットとデメリットについて考えてみましょう。

 

歯磨き粉を使用するメリット

歯磨き粉はたくさんの種類があります。中でもおすすめなのが、フッ素が配合されている歯磨き粉です。フッ素はお口の中の細菌の働きを抑え、歯を強くし、虫歯の発生を抑えます。歯磨き粉の成分の「研摩剤」は歯の表面をツルツルにして汚れを落とす役割があります。

歯磨き粉には、歯垢を除去したり、歯石の沈着を防いだり、口臭を予防する役割があります。

 

歯磨き粉を使用するデメリット

香料で爽快感が得られるので、きちんと磨けていなくても磨けたと思い込んでしまいます。

また、多量に歯磨き粉を使用してしまうと泡だってしまい、適切な場所に毛先が当たりません。泡で口の中がいっぱいになるので歯磨きを行なう時間が短時間になってしまいます。

過度な力で磨くと、歯磨き粉に入っている「研摩剤」で歯の表面を削ってしまい、歯がしみたり、歯肉に刺激が当たると歯肉が下がってしまったり、くさび状欠損などを引き起こしてしまう可能性があります。

 

歯磨き粉にはたくさんのメリットがありますが、使い方を一歩間違えてしまうと、このようなデメリットもあります。

 

歯磨き粉を使用する時は、たっぷりとブラシの上に歯磨き粉を乗せるのではなく、1センチ弱くらいの少量にしましょう。大きな力で磨いたり、長時間磨きすぎると、歯茎を傷つけたり、歯が削れることもありますので気をつけましょう。

歯磨き粉をたくさん付けてしまう癖があってきちんと歯磨きができない人は、歯磨き粉を付けないで磨いてみてはいかがでしょうか?毛先を意識することができ、しっかりと歯に当たるので磨きやすくなります。ぜひ、試してみて下さい。

マウスガードって何?

みなさんは、「マウスガード」というものを知っていますか?

ボクシングなどの試合で選手がマウスガードを使用しているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか?スポーツの時に使うイメージがありますね。そのマウスガード、実は歯科医院で作ることができます。

マウスガードは「マウスプロテクター」や「マウスピース」とも言われています。

歯の形に添って作られたプレートで、口の中に入れ噛み合わせて使用します。上の歯に付けて噛み合わせるものや、上下の歯で噛むようにして装着するタイプなど様々な形のものがあります。

マウスガードについてくわしくはこちら。

利点としては、外からの外傷を軽減したり、防止する役割があります。

他人との接触が多いスポーツを行うときに起こる危険を軽減する為に多く使用されています。最初に述べたように印象的なスポーツでは、ボクシング、他にはK1やラグビーなどのスポーツに使われています。これらのスポーツではマウスガードの着用が義務化されています。

義務化はされていなくとも他人との接触が多いスポーツを行うときにはマウスガードの装着は行なったほうが好ましいでしょう。

マウスガードを使用すると、外傷によって自分の歯が割れてしまったり折れてしまったりすることを軽減または防止できます。歯をしっかりと覆うので自分の歯で、自分自身の口の中や、唇を傷つけてしまう事故も防ぐことができます。

マウスガードはスポーツ用品店で購入して自分で作成することが出来ますが、ぴったりと自分のお口にあったものを作るのは難しいです。口に合っていないものを使用するのは大変危険ですし、怪我にも繋がってしまいます。

歯科医院で作るマウスガードなら歯型を取り、噛み合わせを調整し、自分にぴったりのオーダーメイドのマウスガードを作ってもらうことができます。

 

マウスガードの注意点についてお話します。

熱に弱いので、熱湯を使用して洗ってはいけません。

車内などの高温になる恐れのある所に長時間置くようなことも避けてください。

清潔に保つ為に、使用したら専用の洗剤を使用するか、水かぬるま湯ですすぎましょう。柔らかい歯ブラシなどを使って表面をこするのも効果的です。

洗浄したら専用の容器で、乾かないように保管しましょう。

次に使うときは、少し水で濡らしてからお口の中に入れましょう。

マウスガードは衝撃を吸収するものです。もし穴が開いたり、破損したりした場合はマウスガードを作ってもらった歯科医院へ連絡して下さい。そのまま使うことは決して無いようにしてください。

正しくマウスガードを使用すれば、安全に快適にスポーツを楽しむことができます。そしてより良いパフォーマンスに繋がるでしょう。

むし歯予防にシーラント!

虫歯の好発部位には次の3つがあります。

1.奥歯のかみ合わせる面の溝の中
2.歯と歯の間
3.歯と歯肉の境目

【シーラントとは】
シーラントとは、この好発部位の奥歯の噛みあう面(咬合面)の溝を薄いプラスチックで塞いで虫歯を予防する方法です。
また、シーラント材の中にはフッ化物も含まれており、再石灰化を促進する効果もあるので、初期の虫歯にもシーラントをすることは可能です。

奥歯の溝は、鏡で見てもらうと分かるように複雑な形をしています。
そのため、歯ブラシの毛先が行き届かず、磨き残しがあり、毎日きちんと歯磨きをしているのにもかかわらず虫歯になってしまうことがあります。
シーラントをすることで、複雑な溝を埋めることが出来るので磨き残しも少なくなり、虫歯予防をすることが可能です。

奥歯の溝にできる虫歯は、生え始めから2~3年の間にできやすいものです。特に6歳臼歯は子供が自分自身で満足に歯のケアをすることができないために虫歯になってしまうことが多いのです。
そのため、効果的な歯は、特に溝が深くて複雑な6歳臼歯です。

シーラントについて

シーラントが保険で適用されるのは、6~12歳の間だけでその中でも「初期虫歯」と判断された歯に対してしか行うことはできません。
健康な歯に予防の目的で行うシーラントは保険外になります。

シーラントの方法

シーラントをするには、歯ブラシやラバーチップ、清掃用のペーストなどの器具を用いて歯の表面や溝の汚れを取り除きます。
次に、歯の表面にリン酸水溶液を塗布し、一定時間経過後に水洗し、乾燥させます。
そして、歯の溝の部分にシーラントを塗布します。溝の部分が封鎖できるように、溝に沿って塗布していきます。
塗布終了後に光照射をしてシーラントを固めて完了となります。

しかし、シーラントをしたからといって虫歯にならないわけではありせん。
シーラント処理をした面には効果はありますが、そのほかの面に関しては、自己管理が必要です。
きちんとブラッシングをしたり、フッ素を活用したりして虫歯予防をしていきましょう。
また、シーラントは薄いので割れてしまうことがあります。特に奥歯は噛む力が加わりやすいので割れてくる可能性もあるということです。
シーラントを割れたままにしておくと、その割れ目から細菌が入りシーラントをしていない時よりも虫歯になりやすくなってしまうので、定期的に歯科医院でのチェックを行うようにしましょう。
一番大切なことは、虫歯を作らないための自己管理をしていくことです。

唾液にも種類がある?

みなさんのお口の中に常にあるだ液。1日に分泌されるだ液の量は通常0.5 ~1.5リットルといわれています。
だ液には種類があることをみなさんはご存じでしたでしょうか?

だ液とは →

だ液にはサラサラとしただ液ネバネバとした だ液の2種類があります。
このサラサラだ液とネバネバだ液にはそれぞれ違った働きや成分をもっています。では詳しく説明していきましょう。

サラサラだ液のことを漿液性だ液 と言います。
だ液腺には三大だ液腺と呼ばれる部分があり、耳下腺、顎下腺、舌下腺と分けられます。
この漿液性だ液は主に三大だ液腺の中でも一番大きい耳下腺から分泌されます。
漿液性だ液は、食事 の時に多く分泌され、口腔内を洗浄し酸性に傾いた口腔内を中性に保つ働きや、食べ物を湿らせることで飲み込みやすくする働きがあります。
消化酵素も 多く含まれているので消化の働きも助けます。
また、漿液性だ液は主にリラックスしている時に働く副交感神経のコントロールで分泌されます。そのため 、緊張している時や、イライラしていたり、怒っている 時には分泌されにくく、リラックスしている時に分泌されやすいという特徴があります。

ネバネバだ液のことを粘液性だ液 と言います。
粘液性だ液は主に舌下腺から分泌されます 。粘液性だ液にはネバネバということから連想される通り、納豆や、モロヘイヤ 、オクラなどにも含まれるムチンというネバネバの成分が含まれています。
ムチンにより、粘膜の保湿を行ったり、細菌を絡めとり、体内への侵入を防いだり、粘膜が傷つくのを防いだりします。
粘液性だ液は主に、緊張した時に働く交感神経によってコントロールされています。そのため、漿液性だ液とは逆に、緊張している時や、イライラしている時、怒っている時などに分泌されやすいという特徴があります。

では、このような大事な役割をしているだ液をたくさん出すにはどのようなことをしたらよいのでしょうか。

 ・よく噛むこと

だ液をたくさん出すにはよく噛んで食べることが重要です。
よく噛むことによってだ液をたくさん出すだけでなく、肥満を防止したり、消化をしやすくしたり、脳細胞を刺激することで脳の発達を促す効能があります。

 ・だ液腺のマッサージ

三大だ液腺である耳下腺、顎下腺 、舌下腺をマッサージすることでもだ液がたくさん出ます。
また、口を開けて舌を前後に突き出したり、左右に動かしたりして舌の運動をすることで、舌の周りの筋肉が鍛えられてだ液の分泌を促します。

・食品選び

食品を選ぶ時、柔らかい食べ物よりも噛みごたえのある食べ物のほうが、噛む回数が増えるのでたくさんだ液が分泌されます。
また、酸味のあるもの(梅干など)には、クエン酸が含まれていて、口の中が刺激されることでだ液が分泌されます。

このようにだ液にはさまざまな効能があります。お口の中が乾燥してきたなと思ったら、上記のことを試してみて下さい。

 

正しい歯磨き

みなさんが毎日行っている歯磨き。
きちんと正しい歯磨きができていますか?

歯磨きに理想な数字『3』
なぜ3が重要なのでしょうか。
正しい歯磨きのは、1日に3回、食後3分以内に3分間歯磨きをするというのが理想です。
食後は忙しいなどの理由で、時間がとりにくかったり、朝・夜は磨くけど、お昼は磨かないという人が多いのではないでしょうか。
しかし、毎食後時間を作り歯磨きをすることが重要なのです。

寝る前に歯磨き
1日3回の中でも一番重要なのが寝る前に歯磨きをすることです。
夜食後すぐに歯磨きをするのが理想ですが、それが難しいという方には、寝る前の時間があるときに歯磨きをすることをおすすめします。
寝ている間はだ液の量が日中と比べると減ります。
だ液には細菌の増殖を抑えたりする作用があるため、きちんと歯磨きをしないと、寝ている間に細菌は増殖します。そのため、歯周病、虫歯などが進行していきます。

起きてから歯磨き
寝る前の歯磨きの次に重要なのが、朝起きてから歯磨きをするということです。
寝ている間に増殖した細菌を減らす効果があります。
しかし、朝1回歯磨きをしたからといって、朝食を食べた後はしなくていいという訳ではありません。
そのため、朝時間がなかったりする場合は朝食後磨くようにしましょう。

しかし、酸性の食事をした後や、歯が溶けやすい体質の人は、食事した後すぐ歯を磨いてしまうと歯が削れてしまう恐れがあります。そのため、食事した後1時間以上してから磨いた方が良い場合もあります。

磨く回数は多い方が良いわけではない?

あるアンケートで1日に歯を磨く回数を調査した結果によると、1日2回磨くという人が圧倒的に多い結果のようです。

1日4回以上磨くという人もいますが、磨きすぎてしまうのも逆に歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。
よく、歯と歯ぐきの間を磨くようにしましょうという話を聞いたことがあると思います。
なぜかというと、歯と歯ぐきの間のところに一番汚れがたまりやすく、磨き残しが多いためです。

しかし、歯ぐきは粘膜なので、あまりにも頻繁に磨いてしまうと傷が付いてしまいます。
わかりやすく説明すると、目がかゆいとき目をかきすぎると、炎症が起きますよね?
どこかかゆいところがあり、かきむしってしまうと傷ができますよね?
それと同じことです。

歯を磨く回数は理想的には3回ですが、人それぞれです。
さっと簡単に磨くのではなく、しっかり歯面に歯ブラシをあてて、磨き残しのないように磨くようにしましょう。

歯の根っこが割れた?

歯を失う原因の一つに歯根破折があります。

歯根破折とは、名前の通り歯の根っこが割れたり、ひびが入ってしまった状態のことをいいます。
歯根破折の原因は、歯をぶつけてしまった、転んで歯にひびがはいったなど様々です。その原因のほとんどが根っこの治療などをして、神経を抜いてしまった歯に多く見られます。

その中でも、何度も何度も同じ歯を治療している歯は、歯根破折のリスクが高まります。

神経を抜いた歯は、歯に栄養がいかなくなり徐々に元気がなくなります。
歯の色も、他の神経のある歯と比べると変色してきます。
お花で例えると、お花は水をもらわないで栄養をとれない状態でずっと放置されると枯れてしまいますよね?
歯も同じで、栄養をもらわないと枯れた花のようなもろくなった状態になってしまいます。
そのため、ついうっかり硬いものをガリっと噛んでしまうと歯が割れてしまったなんてこともあると思います。

歯根破折を起こさないためにも、できるだけ神経を残した治療をしたいものですが、根の治療をしている歯でも、健康な歯質が多く残っていたり、
歯質が残っているうちにしっかり治療して、大切にケアしていけば、その歯は長期的に使い続けることが可能となります。

歯の根っこが割れると抜歯しないといけないのですか?ということを疑問に思っている方もいるかと思います。
歯根が割れていても、痛みもなく、噛むときに少し違和感があるだけという症状の方もいると思います。
しかし、痛みがない場合でも、歯の根っこが破折したその裂け目から歯の中に細菌が入り込み、炎症が起きます。
違和感の原因はおそらくこの炎症のせいだと思われます。

痛みがないからといってそのまま放置してしまうと、炎症は歯の根っこから周りのあごの骨(歯槽骨)へと広がっていきます。
そうなってしまうと、被害はさらに拡大し、あごの骨までもが溶けて失われてしまいます。

あごの骨が溶けてしまうと、もし自分が「インプラントを入れたい」と思った時にインプラントを埋める障害となってしまいます。
そのため歯根破折と分かったら破折した歯を放置せず、早期に抜歯して炎症の拡大を防ぐことで、歯の負担も軽減することができます。

健康な歯・口腔内を保つためにも歯科医院での定期的なメインテナンスをしていくことが大切です。

たばこと歯周病

歯周病とはお口の中の歯周組織が歯垢:プラークに含まれる細菌の塊によって引き起こされる、歯肉や歯を支える骨悪影響を与える病気です。
細菌によって引き起こされる感染症です。
歯と歯肉の周りに繰り返し炎症が置き、歯ぐきが痩せてしまい骨にも変化をもたらし、やがては歯が抜けてしまう恐ろしい病気です。
昔は「歯槽膿漏」と言われていましたが近年では「歯周病」と呼ばれています。

歯周病の症状について
慢性疾患であり、ほとんど症状が無く進行していきますので自覚症状が出て気付いた時にはかなり進行している場合が多いでしょう。

近年この歯周病のリスクを高めるものとして「たばこ」があげられます。
たばこを吸う人は、吸わない人に比べて歯周病にかかるリスクが3倍も上がると言われています。
さらにたばこを吸っている人は歯周病の治療を行っても治りにくい、効果が出にくいとも言われています。

たばこはなぜ悪いのでしょうか?
たばこに含まれる「ニコチン」という物質が血液の流れを悪くしてしまい、歯肉の血管を収縮させて、血流障害を起こします。
歯肉の血管だけでは無く体全体の血管の流れも悪くなるので体全体の抵抗力も下げてしまいます。
病気にかかりやすい状態になりますので歯周病にかかりやすくなります。
「ニコチン」は有害物質ですから歯周病だけではなく、他の病気にもかかりやすくなります。他にもたばこのせいで歯周病の原因である歯垢や歯石が付着しやすくなります。
たばこに含まれる色々な成分が白血球を刺激するので歯肉の炎症が強く出ます。歯肉の老化も喫煙しない人よりも10年から20年は進みますので、早いうちに歯を失うことにもなります。

たばこは歯周病を悪化させるだけでなく、他にもお口の中に様々な悪影響を与えます。たばこのヤニで歯が汚れてしまったり歯肉にメラニンが沈着するので歯肉に色が悪くなります。
舌の表面につく舌苔にもヤニが付くので口臭が発生します。
ヤニまみれの舌苔をそのまま放って置くと味覚も感じにくくなるので味が濃いものを摂取するようになってしまいます。
生活習慣病にも繋がります。

他にもお口の中の病気にかかる確率も上がります。
口腔ガンリスクが非常に高くなります。喫煙者の口腔ガンによる死亡リスクは3倍にも上がるといわれています。

歯周病を悪化させるだけでは無く、全身の様々な病の原因となるたばこです。
一生を健康に過ごす為にもぜひ禁煙を始めてみてはいかがでしょうか?

お口もエステ?

みなさん“エステ”と聞くと、身体全体の美容術や、脱毛、リラクゼーションなどを想像すると思います。
しかし最近では、お口の中のエステをやっているクリニックも増えてきています。
お口の中のエステ?と疑問を抱く方も多いと思います。お口の中のエステのことを、デンタルエステと言います。
Wikipediaより→
今回はこのデンタルエステについてどのような施術をするのか説明したいと思います。

デンタルエステとは、変色してしまった歯を白くしたり、矯正治療をしたりすることです。
インプラントもデンタルエステの一種と言えるでしょう。

・歯を白くする

歯が変色する原因としては様々な原因があります。まず、コーヒーや茶渋での着色、たばこによるヤニなどの着色があります。
一度着色してしまうと、歯磨きを一生懸命行ってもなかなか着色は落ちませんよね。
また、歳を重ねるにつれて、エナメル質がだんだんと磨耗してきて象牙質が見えてくることがあります。
象牙質がみえてくることで黄ばんでみえたりもします。このような汚れを、歯のクリーニングによってきれいに元の歯の色を取り戻す専門家の手で行うプロフェッショナルクリーニングです。
ではどうやって汚れを落としていくのでしょうか?
クリニックによって治療の流れ、方法はさまざまですが、まず、歯についた頑固な汚れを細かい粉をふきつける機械できれいに取り除いていきます。その機械を使って10円玉で実験してみると、古い黒ずんだ10円玉が、ピカピカの10円玉に生まれかわりました。
その後、歯の表面を専門の機器を使いピカピカに磨いていきます。これをPMTCと言います。PMTCには、歯磨きをしたときの磨き残しや、磨きにくいところのバイオフィルムなどの汚れを取り除く作用があります。バイオフィルムは、虫歯や歯周病の原因にもなるので、お口の中のケアも一緒にできます。

・矯正治療

矯正治療とは、みなさんも知っている通り歯並びをよくする治療です。普通の矯正治療とは違い、デンタルエステでは八重歯やすきっ歯などが対象になります。
しかし、矯正治療には、矯正期間が長い、見た目が悪いなどのデメリットがあります。
最近では、症例によっては、ワイヤーなどがなく取り外し可能なマウスピースでの治療もできるようになってきました。歯列が気になる方は、一度クリニックに相談してみてはいかがでしょうか。

・インプラント

最近では、入れ歯を作成するより、インプラントを入れてきれいな歯にする人が増えてきました。入れ歯の場合、食事中に入れ歯がずれて、食べ物が挟まってしまったり、硬い物を噛むと痛みがでてしまったり、話にくいなどがあります。
しかし、インプラントは顎の骨で土台を作り、歯として再生させるので噛む力も顎に伝わり、よく噛むことができ、取り外しの必要がありません。
また、見た目も自然なので天然の歯があるのと同様に生活できます。
このようなインプラントの治療もデンタルエステの一種と言えるでしょう。

その他にもデンタルエステには、表情筋のマッサージやリップエステ、歯茎マッサージなどもあるので、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか!

歯の根っこの治療とは?

歯が痛いと思って、歯科医院へ訪れて先生から「歯の神経の治療が必要ですね。」と言われた事がある人はいませんか?どんな事をしているのか?なんの為にしているのか?
少し分かりにくいかもしれませんね。

歯の神経の治療、根っこの治療について詳しくお話していきます。
歯の神経の治療は、ただ削ってその穴をプラスチックの材料で埋める「コンポジットレジン充填」という治療法とは異なります。

コンポジットレジン充填について→

神経の治療とは、もっと複雑で難しい治療なのです。歯の中には神経と血管が通っています。その神経の本数は歯によって異なり、前歯では1本、奥歯では3~4本の神経が通っています。この神経のおかげで物が当たった時に、しみるような感覚や、熱いか冷たいかなどの感覚が分かるようになっているのです。

以下、どうして治療が必要なのか「虫歯の進行と神経に達するまで」、順を追って説明します。

歯の表面はエナメル質、象牙質で覆われています。虫歯が、エナメル質や象牙質あたりにまで進んでしまった状態をC1C2と言います。症状としては、冷たいものがしみる、甘いものがしみる、歯ブラシや糸ようじをすると引っかかる、痛むなどです。この状態でしたら、神経の治療をせずに虫歯の所を削ってプラスチックの材料で詰める治療や、部分的な金属に置き換える治療になります。
しかし虫歯の初期の状態で適切な治療をせずに放っておいた場合、虫歯はさらに進行していきます。エナメル質、象牙質よりも進んで歯の神経の近くや、神経の方まで進んで歯の神経を腐らせてしまった場合を、C3と言います。症状としては、温かいものがしみる。ズキズキと強い痛みがありなかなか収まらないなどです。この場合に神経の治療が必要となります。歯の神経が菌に汚染されているので、放っておいて、神経をそのまま残して置く事は不可能になります。
さらに治療せず、放ってしまうと最終的には、歯の根っこしか残らない状態になり、その歯を抜かなければいけなくなります。それがC4です。

歯の神経の治療が必要になった歯の神経の管は汚れや膿が溜まっています。歯を支える骨の先に膿の袋ができる事もあります。神経の治療ではこの汚れた神経を取り除いていく必要があります。

神経の治療では、歯の神経の管を針のような物(リーマーやファイルといいます。)を使って神経を取り除いていくお掃除をしていきます。汚染された神経がきれいに取り除かれたら神経の管に消毒のお薬を詰めます。患者さんに何回か通院をしてもらい、お薬を交換して殺菌をしていきます。もし根っこの先に膿の袋があった場合はさらに何回も、お薬交換を繰り返して時間をかけ治療をしていく必要があります。

無事に消毒が完了したら、神経の管が空洞になっているので、最終的な物としてそこにゴム製のお薬(ガッタパーチャーポイント)や殺菌作用のあるお薬をしっかりとつめて密閉します。

神経の治療はこれで終了となりますが、本当の治療終了ではなく、まだ今まで通りに噛める状態では無いので土台を立てて最終的に冠をかぶせて治療が完了となります。
神経を取ってしまった歯は健康な歯と比べると歯の質や性能劣ります
ですから治療完了してからは、その歯を大切にいたわって使ってあげてください。

“先天欠如”ってなに?

みなさん先天欠如という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
先天欠如とは、別の名前で“無歯症”とも呼ばれ、名前の通り生まれつき数が足りない歯のことをいいます。
これは、病気ではなく歯の形成異常の一つです。
先天欠如は、生まれつき歯の素となる胚が形成されていないので、いきなり歯が生えてくるということはありません。
また、先天欠如は乳歯だけではなく、永久歯にも起こります。

先天欠如(無歯症)にも種類があります。
・全部性無歯症
歯が全部欠如している場合

・部分的無歯症
歯が部分的に欠如している場合

では、先天欠如の原因にはどのようなものがあるのでしょうか?
先天欠如の原因は具体的にはまだよく分かっていないのが現状です。
しかし、可能性としては、全部性無歯症・部分的無歯症の場合は内分泌腺障害などの全身疾患が考えられると言われています。
歯が1~2本欠如している場合の原因としては、食生活の変化で退化がおきていると考えられると言われています。
その他にも、遺伝、栄養不足、薬の副作用、外傷などが原因として考えられています。

先天欠如は12~14人に1人割合で起こる形成異常です。
性別では男性より女性のほうが多く起こります。

先天欠如はどの歯に頻繁に起こるのでしょうか?
先天欠如が起こりやすい歯は、側切歯・第一小臼歯・第三大臼歯(親知らず)です。
親知らずがないということはよくありますよね。
永久歯の先天欠如がある場合、乳歯の根っこの吸収がうまくいかず、いつまでも抜けないで残る場合があります。仮に乳歯が脱落したとしても、隙間が空いたまま放置してしまうと、隣の歯が傾いて歯並びが悪くなったり、噛み合う相手の歯が伸びだしてかみ合わせなどに異常をきたし、咀嚼が上手く出来ない場合もあります。
もちろん、虫歯歯周病の原因にもなります。

しかし、先天欠如にも治療法はあります。
ブリッジを入れる
隙間が空いた歯にブリッジを入れる方法です・

矯正治療
・歯の無い場所に奥から今ある歯をずらして隙間をなくし、歯並びをととのえます。
生えてこない欠損歯が10本を超えても、その歯が連続していない場合矯正を行うことができます。

・乳歯をそのまま
残っている乳歯をそのまま残し永久歯と乳歯を混在させる。
乳歯は大事に使うと30歳くらいまで使うこともあると言われています。

歯のそれぞれの役割について

お口の中には親知らずを除いて上下28本の歯が存在しています。
みんなそれぞれ形が違いますね。
形が違うという事はそれぞれの役割も違ってきます。
食事をする時の働きや動きも変わってくるのです。
それぞれの役割について考えてみましょう。

まず、上下にある4本の前歯につ いて。

口元の中心にありますから見た目の審美性が大きいです。他には発音する時にも大きな役割を果たして います。もし前歯が抜けてしまったら空気が抜けてしまうので発音がしにくくなったりします。
食事をする際 の前歯の役割は、物を噛み切る事です。
硬いお肉を食べる時にちょうど良い大きさにする最初の仕事を行うの がこの前歯です。
もし前歯がなかったら、常に奥歯が使われる事になってしまい、奥歯の負担が大きくなって しまいます。奥歯が磨り減ってしまい磨耗してしまう原因にも繋がってしまいます。

前歯の後ろにある 尖った歯、犬歯は前歯と奥歯を繋ぐ役 割をしています。

前歯と同様に審美性にも関わってきます。
犬歯は歯の中では一番強い構造になってい ます。
歯ぎしりなどにも負けない強い構造をしているので前歯や奥歯にかかる負担を軽減します。そのことか ら、前歯と犬歯を守る役割も果たしています。
すべての歯の中で一番長持ちするのは、根っこも一番長い事か ら犬歯とも言われています。
その後ろにある小臼歯は食べ物を引き裂く役割を持っています。
さらに、 小臼歯と犬歯は噛み合わせの位置と、顎の動きを正常に行う為の大切な役割を担っています。ですから、もし1本で も失うと噛み合わせと顎の動きに大きなダメージを与える事になってしまうのです。

一番奥の歯、大臼歯について。

食事をする時に、前歯で噛み切った食べ物をすり潰したり、細かくする役割は大臼歯が行っています。他には噛み 合わせを安定させる役割も担っています。

食べ物を食べる時に大変重要な働きをする歯ですので、もし失って しまうと他の歯に大きな負担がかかってしまいます。食物を細かくして食べる事ができないと消化器官に負担をかけ てしまったり、噛み合わせるはずの歯が無くなってしまい、噛み合わせの歯が伸びてきたり、抜けてしまった歯の隣 の歯が傾いてきてしまったりと影響は様々です。
大臼歯は奥の歯2本の事をいいますが手前の大臼歯は第一大 臼歯と呼ばれ、生えてくるのは6歳前後です。
この歯は幼児期に生えてくるために、手入れが十分にできない 事が多く一番虫歯になりやすい歯でもあります。
食べ物を食べる時に大切な役割をするので長く大切に使える ように小さな時から積極的にケアして いく必要があります。

すべての歯にはそれぞれ役割があって大切な働きをしています。
どれか1本くらい無くなっても大丈 夫などという事はありません。
毎日使う歯なのですから、歯を抜く事がないようにしていく事が大切になりま すね。虫歯や歯周病にならないように今日から意識を変えていきましょう!

唾液の役割!!

みなさんは、お口の中を唾液が守ってくれていることを知っていますか?
今回は、唾液の役割について詳しく説明していきます。

唾液は酸を中和する

食事中など食べ物がお口の中に入ることで、お口の中では細菌が炭水化物などを分解してを作ります。
そのため、お口の中が酸性に傾きます 。
酸性の状態が長く続くことで、歯の表面が溶かされ虫歯になります。
この酸 性の状態を防いでくれるのが唾液の役割です。
唾液は酸を中和 してpHを正常に戻す作用があります。(緩衝作用)
唾液がたくさん分泌されることで、酸性に傾いたお口の 中は元の状態に戻すことができます。

自浄作用

唾液がお口の中を流れ続けることで、自浄作用 となり、お口の中をいつも清潔に保つ働きをしています。
また、唾液中には 免疫物質が含まれており、細菌感 染から粘膜を守る作用もあります。

再石灰化作用

虫歯になると、虫歯菌が出した酸 が歯のカルシウムなどを溶かします。
唾液の中には歯の成分であるカルシウムやリンが含まれ ています。
このカルシウムやリンなどが歯の表面に付着することで、酸によって溶かされたエ ナメル質を補う作用があります。
この 再石灰化作用が弱い人は虫歯になりやすいと言えるでしょう。

消化作用

唾液中には消化酵素であるアミラーゼ が含まれています。
アミラーゼにより、糖が分解され消化を助けることが出来ます。

嚥下作用

食事中に唾液が食べ物と混ざることで 適当な食塊がで きるので、飲み込みやすくなります。

このように唾液にはたくさんの役割があります。
しかし、唾液は、疲れやストレス・薬の副作用などでも減 少すると言われています。また、年をとるにつれて唾液はより少なくなります。
お口の中が乾いてきたり、ネバネバしたような感じがしたときはこまめに水分を取るようにし ましょう。
また、梅干やガム、キャンディー を食べることでも唾液の分泌が促されます。
トーストやスナック菓子など乾燥した食品や、カフェイン入りの 飲料、炭酸飲料などは唾液が不足する原因になるので避けましょう。

食事をしている時に、よく噛んで食べることも唾液の分泌を促 すことにつながり ます。
唾液がたくさん出るという ことはお口の中の健康にもつながります。

唾液についてWikipediaより →

消毒と滅菌の違いとは

歯科医院で使われている器具は本当に綺麗なのかな?
お口に入れるものなんだから当然綺麗なものなんでしょう?
まさかこの針は使い回しなのかな?
など色々と不安になった方もいるんではないでしょうか?

歯科医院での消毒滅菌についてお話したいと思います。

Wikipediaによると、
消毒→
消毒は、対象物に存在している病原性のある微生物を、その対象を使用しても害のない程度まで減らすことである。
この手段として滅菌が行われることもあるが、殺菌せずに病原性を消失させることにより消毒が達成されることもあるので、殺菌や滅菌とは少し意味合いが異なる。

滅菌→
滅菌は、有害・無害を問わず、対象物に存在しているすべての微生物およびウィルスを死滅させるか除去することである。確率的な概念からは菌数をゼロにすることはできないので、無菌性保証レベルが採用される。同じ概念が日本薬局方においても「最終滅菌法」として採用されている。これは、滅菌操作後、被滅菌物に微生物の生存する確率が100万分の1以下であることを意味している。
滅菌がこれらの中でもっとも厳重な方法であるが、その用途は限定される。
手洗いなどの際「ヒトの手指を消毒する」ことはできるが、滅菌することはできない。
「ヒトの手指を滅菌する」ことはすなわち手指の細胞ごと全部殺すことだからである。

 

Wikipediaでさらに詳しく知りたい方

歯科医院では、どのような物を滅菌しているのでしょうか?
歯科医院の滅菌では基本的に器材(デンタルミラー、ピンセット、スケーラー等)は洗浄されて、滅菌パックに入れて密閉し、オートクレーブという専用の滅菌機械で滅菌されます。
オートクレーブとは滅菌温度は121℃、滅菌時間が約25分で器具を滅菌できる機械の事です。滅菌が終われば紫外線滅菌灯という専用の保管場所に保管されます。

患者さんに使うグローブ、注射の針や、患者さんのコップ、エプロンなど使い捨てできる物は一人一人に用意して、治療が終わったら捨てます。最近ではスリッパも使い捨ての所も増えています。
使い捨てだと今のエコの時代には少しもったいないような気もしますが、医療現場などの、血を扱う場所では「使い捨て」は必要です。
もちろん手指やゴムグローブは滅菌できません。手指の細胞をすべて殺す事はできません。ゴム手袋はゴム製なので滅菌できないので、きちんと消毒をしてから、患者さんに使用します。
滅菌と消毒それぞれ適切に医療現場では使われています。
その他に患者さんの口腔内に直接触れないような、血や削りカスが飛んでしまう床や患者さんの座る治療イス(ユニット)などはオートクレーブに入れて滅菌はできないので消毒をして清潔な状態を保ちます。

エイズやウィルス性感染症は血や唾液を解して、感染してしまいます。そのような事を防ぐ為にもこのような、消毒や滅菌がとても大切になってきます。

歯医者さんに行って治療する時に使われている器具はこのような手順を踏んで清潔な状態になっているなんて初めて知った人も多いかも知れませんね。
洗剤や手洗い石鹸など普段から使ったりする物や聞く言葉にも、「除菌」などもありますね。それぞれ違いがありますから、目についたら少し気にして見てはどうでしょうか。

知っておこう!赤ちゃんのお口の中!

みなさんは、赤ちゃん歯がいつごろから生えてきたり、どのように歯を磨くのか知っていますか?

今回は赤ちゃんの歯やお口の中について詳しくお話したいと思います。

赤ちゃんはいつから歯が生えるのでしょうか?
みなさんも知っているように、生まれたばかりの赤ちゃんはまだ歯が生えてきていません。
一番初めに生えてくる歯は6ヶ月頃に下の前歯が2本生えてきます。
次に10ヶ月頃に上の前歯が2本生えてきます。
そして1歳になった頃に、上下4本ずつ前歯が生えてきます。
1歳4ヶ月頃に上下左右1本ずつ奥歯が生えてきて、2歳6ヶ月頃にはさらに上下左右の奥歯が1本ずつ生えて乳歯が生えそろいます。
生えそろった乳歯は全部で20本です。

赤ちゃんの口の中には、虫歯の菌や歯周病の菌は存在しません。
そのため生まれたばかりの赤ちゃんは、最初の感染は親などの唾液からの感染と言われています。
例えば、お母さんが口にした食べ物を赤ちゃんの口に運ぶことで感染したり、お母さんから口移しをしたり、可愛さゆえにキスをするなどでも感染すると言われています。
しかし、いくら感染しないように気をつけていても、何らかの理由でいつかは感染してしまうことがあると思います。
ここで大事なことは、お母さんのお口の中に歯周病や虫歯などを作らないことです。
もし虫歯や歯周病になっていたら放置しないで歯科医院を受診するようにしましょう。
出産前につわりなどの症状がなければ、定期的に検診にいくのもいいのかもしれませんね!

赤ちゃんの歯はどのように磨いたらよいのでしょうか?

最初の歯が生えかけのうちは、お母さんの人差し指などにガーゼを巻きつけ、歯ぐきの部分や、歯の先端などを拭きとってあげる方法でお口の中を清潔にしてあげましょう。

歯が半分くらい生えてきたら、小児用の歯ブラシで歯磨き粉は使わず、優しいタッチで小刻みに磨いてあげてください。

お母さんだけが磨くのではなく、お子さん自身にも歯磨きに興味をもってもらうのも大切です。
最初は、歯ブラシをお口の中に入れる練習をしましょう。
磨かなくても入れるだけで、歯ブラシに慣れてもらいましょう。
歯ブラシを嫌がらずに口に入れられるようになったら、少しずつブラッシングが出来るように練習をしていきましょう。

初めのうちは、一人できれいに磨くのは大変なので、しっかりお母さんが仕上げ磨きをして清潔なお口の中を保つようにしましょう。

歯ぐきのマッサージで歯ぐきケア

歯ぐきをじっくりと見てみましょう。どんな色をしていますか?
綺麗なピンク色でしょうか?少し黒っぽくなっていますか?
または腫れていたりしませんか?

歯は毎日磨くけれど意外と、歯ぐきの事はついつい忘れがちです。
健康な歯ぐきの状態について考えてみましょう。
健康な歯ぐきとは、淡いピンク色をしています。歯と歯の間の歯ぐきは綺麗な三角形になっているのが健康な状態です。目で見てすぐ分かりますからみなさんもチェックしてみて下さい。歯を家に例えると、歯ぐきは家の「土台」の部分になります。
土台が悪いと家はやがて崩れてしまうのと同じように、歯ぐきの状態が悪いとやがて歯が抜け落ちてしまう原因になります。

歯ぐきは、お肌と同じ成分で出来ています。お肌はケアはこまめに行う人は多くいますよね。同じように歯ぐきのケアも必要なんです。お肌のお手入れを怠ればどんどんと老化していくのと同じで歯ぐきもお手入れを怠れば老化して行ってしまうのです。

若いのに、お肌が艶が無く老けて見える人もいますし、60代の方でも若々しいお肌を持った方もいらっしゃいます。日頃のお手入れが関係してこのような違いがでてきます。
歯ぐきにも同じ事が言えるのです。

歯ぐきの老化で一番の原因は歯周病、喫煙です。
歯周病が進行して行くと歯ぐきはどんどん変化していきます。
健康な歯ぐきの引き締まった淡いピンク色から、

軽度→歯と歯の間が少し腫れて赤くなります。
歯ぐきの三角形部分が丸くなります。

中等度→歯石が付着、出血が見られる。
歯ぐきが少し下がってくる。骨の破壊が進み始めている。

重度→さらに歯石の付着が多くなる。
骨の破壊もさらに進む。歯は揺れる。

長期の喫煙をしている人程、中等度~重度の歯周病の割合が多くなっています。
ニコチン等の有害物質などが血管を収縮させるので、歯ぐきを低酸素状態にして免疫力の低下を引き起こすと言われています。

歯ぐきの腫れが少なく、ブラッシング時の出血が少ないので進行しても強い自覚症状が現れない為に、気付いたときにはかなり進行しているという事も少なくありません。
健康な歯ぐきを保つには禁煙についても考えなければいけません。

お肌のケアと同じように歯ぐきのケアも必要と先ほどお話しましたが、ここでは毎日ご自分でできる歯ぐきのマッサージについて説明したいと思います。

  1. まず前準備として歯みがきをして、きれいに汚れをとる。
  2. 人差し指の腹を使って、歯と歯ぐきの境目と歯ぐき全体をゆっくりとなでる。
  3. 同じように人差し指の腹で、上下の歯一本一本の歯と歯ぐきの境目の三角形の所(歯間乳頭部)を小刻みにこする。

血行が良くなる入浴時に行うと効果的でしょう。また、マッサージを行う時は爪などで傷つけてしまわないように優しく丁寧に行いましょう。
マッサージ前の歯磨きでも、柔らかめの歯ブラシで歯と歯ぐきの間を優しくマッサージするように磨くのも良いですね。

お肌のケアと合わせて歯ぐきのケアも初めてみませんか?

歯茎のガン?!

みなさん!歯茎もガンになるって知っていましたか?
歯茎のガンを歯肉ガンといいます。
お口の中にできるガン(口腔ガン)の一つです。
ガン全体の比率からすると口腔ガン自体があまり多くはないので歯肉ガンもまれなガンとなります。そのため耳にしたことのある方は、少ないのではないでしょうか。

歯肉ガンは40歳以上の特に男性に多く発生します。
場所は奥歯にできるのがほとんどです。
症状としては、初期の段階で、歯の痛み・歯茎の腫れなど歯茎の炎症と同じような症状が起こります。
また、こぶのようなものを作ることがあります。

ガンが進行していくと、こぶの部分がしこりになり潰瘍ができ、神経痛のような痛みを伴ったり、悪臭を放ったりします。
また、歯茎のすぐ下にある骨(上顎骨、下顎骨)へとどんどん広がっていきます。
そのために歯がグラグラしてきたり、歯が抜け落ちたりすることがあります。
さらに進行していくと、頬粘膜、舌の根元を包んでいる部分(口腔底)、口腔内の上の歯の裏の硬い部分(口蓋)などの周りに進んでいきます。
リンパ節などへ転移することもあります。
症状や、見た目が口内炎などの軽い炎症と似ているために、間違われることもあり、ガンが進行してしまうケースもあります。

歯肉ガンの原因はいったい何なのでしょうか?
歯肉ガンの原因はまだはっきりしたことは分かっていませんが、虫歯や歯石などがあり口の中を不潔な状態にしていたり、タバコ、アルコールの刺激、歯のかぶせ物などの金属や入れ歯による慢性的な歯茎への刺激などがガンの発生と関係があると考えられています。

歯肉ガンを予防するにはまず、食生活・生活習慣などを改善することです。
食後は歯を磨く習慣をつけ、口腔内をいつも清潔にすることや、禁煙、バランスの取れた食事をする、適度な運動、しっかり休養することが大切です。

食事では、近年ガンの発生要因と言われている「活性酸素」を抑える物質を含む食品を摂取することもガンの予防と言えるでしょう。
活性酸素を消去する物質としてはビタミンA・B・C群やイソフラボン、ポリフェノール、プロポリス、カロチノイドなどがあります。

ガンの予防だけでなく、いつでもお口の中は清潔に保っておくようにしましょう!!

歯ブラシの他に補助用具を使いましょう。

みなさんは毎日、歯を磨いていますか?ほとんどの方が磨いていると答えるでしょう。
歯磨きの他にフロス、歯間ブラシなどの補助的清掃用具を毎日使っている方はどうでしょう?もしかしたらあまり多くはいないかも知れません。
歯ブラシを使う他になぜ補助用具が必要なのでしょうか。

虫歯のできやすい所とは、咬み合わせの溝の部分、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目の3ヵ所です。

歯垢や食べカスは目に見える歯の表面や裏側だけでなく歯ブラシがなかなか届きにくい、歯と歯の間にたくさん溜まっていきます。もし、適切な補助用具を使わず毎日、歯と歯の間に食べカスが溜まり続けたらどうなってしまうでしょうか。
おそらく、その部分から虫歯や歯周病や口臭が引き起こる事が考えられます。毎日のブラッシングとセットでフロスや歯間ブラシを使用する習慣をつけていきましょう。

歯ブラシだけで磨いた場合は約50%程しかプラーク(歯の汚れ)を除去できませんが、そこにフロスなどの補助用具を併用することでプラーク除去率は90%まで上がります。
プラークコントロールは一日一回、プラークを隅々まで取ることを言います。なので、一日一回は補助用具を使うようにしましょう。プラークの細菌は24時間たたないと悪さをしないのでゆっくりと時間の取れる夜の歯磨き時間に補助用具を使った清掃を行うと良いでしょう。

デンタルフロスとは、弾力のある細い線維の束でできている糸を歯の間に入れて線維の束で歯の間の汚れを巻き取るようにして取り除く道具です。

糸だけのタイプとホルダー付きのものと2種類あります。ホルダー付きのものは奥歯に使いやすいので、初心者の方にオススメです。
使い方は事前に歯科医院でレクチャーを受けると良いでしょう。
歯間ブラシとは、歯と歯の間に隙間が大きく開いている場合に有効と言えます。
また、ブリッジ、ブリッジのダミーの歯の所などに使用すると効果的です。

歯間ブラシにはL字に曲がったタイプとストレートタイプがあります。最初は難しく感じますが、慣れれば簡単に行えるようになります。太さも色々ありますので自分に合ったサイズを使いましょう。合わないサイズを使ってしまうと歯や歯ぐきを傷つけることがあります。事前に歯科医院で自分にサイズを選んでもらって正しい指導を受けましょう。

どちらも鏡を見ながら、ゆっくりと行って適切なプラークコントロールをする習慣をつけて行きたいですね。
歯科医院に行って虫歯を治療しても、自宅でのホームケアがしっかりとしていないとまた再発を起こしてしまいます。健康なお口を保つには、ご自身のご家庭でのホームケアと、歯科医の協力の二人三脚で初めて成り立つと言えるでしょう。
今日から、歯ブラシに他にプラスしてみてはいかがでしょうか?

歯間ブラシについてはこちら→

抜く?抜かない?親知らず!

親知らず(智歯)は、思春期後半から二十歳を過ぎたぐらいから生え始める事が多いと言われています。
最近では、物を食べる時によく噛むことが少なくなってきたためか顎の小さい人が増えてきています。
そのため、親知らずが生えてくるスペースが確保できないので生えてこないまま骨の中に埋まってしまったり、斜めに生えてきてしまったりしてしまいます。

親知らずについてWikipediaより→

虫歯にもなりやすい歯

また親知らずは一番奥の歯なので歯ブラシが届きにくく、特に斜めに生えてしまった歯は虫歯にもなりやすい歯となります。
親知らずが虫歯になってしまうと、一番奥の歯ということもあり、虫歯の治療をする際、器具が届かないなどの理由で抜歯をしなければいけなくなることがあります。
少し磨きにくいかもしれませんが、鏡などを見ながらタフトブラシなどを併用し、細かく磨いてあげましょう。

親知らずの病気

親知らずには、虫歯以外にも智歯周囲炎という病気があります。

智歯周囲炎とは、親知らずが生えてくるときに、完全に生えてこなかったり、斜めに生えてしまったために、食べかすなどが親知らずの周りの歯ぐきや隣の歯との間に入り込み不潔な状態になることで起こります。
症状としては、歯ぐきの周りが赤く腫れ、噛んだり物があたったりすると痛みがあり膿がでてきたりします。
その他にも、口が開きにくくなったり、つばなどを飲み込んだ時にのどに痛みを感じることもあります。
さらに症状が進むとほとんど口が開かなくなり、頬や顎の下まで腫れてきたりします。
このような症状が出てきて適切な処置をしない場合、骨膜炎や蜂窩織炎を発症することがあります。
治療の方法としては、歯ぐきの周りをよく洗浄し、清潔にした後抗菌薬を投与します。
膿がたまっている場合は切開することもあります。
症状がなくなった後、原因となった歯を抜歯します。

ティースバンク

親知らずが健康な場合でも抜歯を希望される方も多いと思います。
その“健康な歯”そのまま捨ててしまうにはもったいないですよね?
そこで、【ティースバンク】歯の銀行に預けるという方法があります。

ティースバンクとは、健康な歯を冷凍保存しておくというシステムです。
冷凍保存した歯は将来、事故で歯を失ってしまったり、重度の虫歯になって歯を抜かなければならない時などに解凍して再利用することができます。
例えば入れ歯やインプラントの代わりに抜けたところに移植することができます。
冷凍保存が可能な歯は、移植しても生着が可能である健康な歯に限ります。

このように、親知らずには良い面も、悪い面もありますが、親知らずが生えてきている方はぜひ自分の親知らずはまっすぐ生えてきているか、斜めに生えているかなど観察してみてください。

歯の詰め物で金属アレルギー!

お口の中に銀歯や金属の詰め物が入っている人はいますか?
金属アレルギーというと、ピアスやネックレス、時計などの肌に触れる金属が原因でかゆみや炎症を起こすというイメージで一見、関係無いような気もしますが、お口の中の金属が原因で全身に症状が出る人もいるようです。

どのような原因でこのような事が起こるのでしょうか?

歯科金属は、多種金属が混ざった合金でできています。
金色の歯科金属を入れたとしても、その金は金だけの成分では無いのです。

お口の中の金属が溶け出して口の中では無く、手の平や顔に影響が出てくる金属アレルギーです。歯科の金属が原因では無くてもこの症状が出ることがありますが、皮膚科を受診してステロイド剤を処方されても症状が改善しない場合は、お口の中の金属が原因かもしれません。

歯科金属アレルギーの症状としては、手足の裏に膿をもった水疱状のものができ、ボロボロと皮がむけたり、関節痛を併発することもある掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)が最も多く、季節を問わず一年中症状が出ることがあります。
服などに触れている皮膚が炎症を起こす接触性皮膚炎発疹湿疹なども多い症状です。

症状は金属を入れてすぐ現れるのではなく、何年かの月日を経て金属がイオン化し、お口の中に少しずつ溶け出し、体内に取り込まれてこの反応が起こります。

治療から時間がたっていること、症状の現れる場所が限定されずに全身に及んでいること、他の病気(皮膚炎・関節痛)との鑑別が難しいことなどが原因で歯科金属アレルギーの発見をさらに難しくしています。

患者さんが自分で原因に気づくことはまれだとされています。
そんため潜在的に歯科金属アレルギーを持つ人は実際の所はもっと多いのではないかと考えられています。
金属アレルギーを誘発させると言われる金属イオンは、

ニッケルイオン
コバルトイオン
クロムイオン
パラジウムイオン
金イオン
水銀イオン

などで、これらはその作用が強いといわれています。

金属アレルギーかどうか判定する基準はパッチテストで判定されます。
皮膚に試薬をしみこませた検査用のばんそこうを皮膚に数日間貼り付けます。
数日後に剥がして皮膚が紅くなっていたり、膨らんだりしていたらアレルギー反応と判定されます。

治療としては、原因金属の除去となります。
金属以外の材料としてはプラスチックの材料のレジン充填やセラミックなどがあります。
それぞれの材料や性質、適応がありますので、金属を外して再治療をする場合は歯科医とよく相談して決めるようにしてください。

今では金属を使わない「ノンメタル」審美歯科治療を行う歯科医院も多く増えてきて、私たちの選択の幅が広まってきました。ご自身の症状や体調によってそのようなものを選択されるのもよろしいのではないのでしょうか?

よく噛むこと?

皆さんは食事をするときよく噛んで食事をしていますか?
よく噛むことで、様々な効果が得られます。
今回はそちらを紹介していきます。

1【ひ】肥満を予防
よく噛むという動作で脳の満腹中枢が刺激されて、満腹感が得られます。
みなさんも体験したことがあるのではないでしょうか?
まだ体験したことがない方はぜひ、よく噛んで食事をしたときと、あまり噛まないで食事をしたときを比べてみてください。

2【み】味覚が改善される
よく噛むことで、食べ物の味がよくわかるようになります。
よく噛んで食べ物の味を楽しみながらゆっくり食事をするのもいいでしょう。
おいしく食事をするためにも、よく噛んで食事をするようにしましょう!

3【こ】言葉の発音がはっきりする
よく噛むことで、口のまわりの筋肉をよく使うことにつながります。
そのため、発音がきれいになったり、顔の表情が豊かになり、暗い顔も明るく見え、若々しく見えます。

4【の】脳が発達する
よく噛むことで脳細胞が活発になり、認知症などの予防などにも役立ちます。

5【は】歯の病気を予防する
よく噛むことで唾液がたくさん出て、自浄作用がよくなります。
また、唾液がでることで細菌をやっつけたり、虫歯を予防する効果があります。

6【が】ガンの予防が出来る
先ほど読んでいただいたようによく噛むことで唾液がたくさんでます。
唾液の中には発ガン物質を消す働きをもっている酵素が含まれていると言われ現在研究が進められています。
この酵素をうまくつかうためにも、一口30回以上噛んでみてください。

7【い】胃腸の働きの向上
よく噛むことで、唾液中の消化酵素がたくさん出て、胃腸の健康維持にも役立ちます。

8【ぜ】全身の体力の向上・全力投球
よく噛むことで健康な歯を作ることができます。
健康な歯がなければ何かあったときに力を出して踏ん張ることができません。
また、よく噛むことで全身に力が入り、運動機能向上の促進にもなります。
歯周病の歯、虫歯だらけの歯など不健康な歯では力もでてきません。

《噛む》ことの8つの効果。頭文字を並べると【ひみこのはがいぜ】(卑弥呼の歯がいーぜ)となります。
とっても覚えやすいですね!

この8つの効果を頭に入れて食事をする時は意識してよく噛んでみてはいかがでしょうか?
また、左右対称に噛むことも大切です。癖で右側だけ、左側だけで噛んではいませんか?
しっかり左右対称に噛んで顎も丈夫にしていきましょう。

咀嚼について→

自宅でできるホームホワイトニング

歯を白く美しくできるホワイトニング。ホワイトニングには2種類あります。
歯科医院に行って行うのは「オフィスホワイトニング」
自分自身の家でできるのは「ホームホワイトニング」です。

手軽にできる「ホームホワイトニング」について紹介しましょう。
オフィスホワイトニングよりもホームホワイトニングは価格が安いですし、自宅で手軽に出来るので比較的、続けやすいです。
まず、ホームホワイトニングを始めるには歯科医院に行って、ホワイトニングが可能か検査してもらいます。虫歯や重度な歯周病がある場合は、そちらを治してからの治療になります。問題が無ければホワイトニングに使うマウスピースを作る為に、型を取ってマウスピースを作成します。マウスピースが完成すればホワイトニングを行うキットがもらえますので、自宅に持ち帰って頂いてホワイトニングがスタートとなります。

キットの中には、マウスピースと専用のジェルが入っています。

まずホームホワイトニングを始めるには、歯を清潔にする必要がありますので、ブラッシングを行います。次に自分の歯に合わせて作られたマウスピースに専用のジェルを流し込みます。ジェルは入れすぎてもいけませんので適切な量を使用しましょう。
適切な量とはジェルがマウスピースからはみ出さないくらいの量を使用します。1本の歯に対して米粒くらいの大きさです。ジェルがはみ出したまま放って置くと知覚過敏の原因になってしまいますから、マウスピースからジェルがはみ出してしまうようなら拭き取るなどしてください。

ジェルを入れたマウスピースを1~2時間ほど装着しておきます。この方法なら、歯科医院に行く時間が無い人にも向いているかも知れませんね。夜間に寝ている間にマウスピースを入れておく事も可能です。
朝起きたらマウスピースを外して、歯磨きをして、マウスピースについたジェルを洗い流します。基本的には毎日行うのですが、しみたり痛みがあるという人は1日に使用する時間を短くしたり、毎日使用するのでは無く1日置きにしたり、2~3日程期間を空けたり調整します。

すぐに歯が白くなるのは薬液の濃度が高いオフィスホワイトニングですが、ホームホワイトニングは低い濃度の薬液で毎日行うので白さの持続力があります。
結婚式や就職活動で急いで白くしたい人にはオフィスホワイトニング、じっくりと白く、持ちを長くさせたい人にはホームホワイトニングが適しているかもしれませんね。

この両方を併用して行うデュアルホワイトニングもあります。
ご自身の目的や歯科医院に通える頻度でこの3つから適切なものを選ぶと良いでしょう。

ホワイトニングの注意点としては、ホワイトニングを行った後1時間くらいは喫煙や飲食は控えて下さい。効果が薄れてしまいます。
そして24時間以内には色の濃い物を食べるのは避けて下さい。具体的には、カレーやラーメン、コーヒー、紅茶、コーラなどのジュース類などです。
せっかく白くなった歯が色の濃い物を口に入れる事で染まってしまいます。

ホームホワイトニングにかかる期間は、どのくらい白くなりたいのか、また個人の歯の状態により個人差がありますが、2週間から数か月くらいです。

手軽に歯を白くしたい人にはホームホワイトニングがお勧めです。
口元からおしゃれを始めてみてもいいかも知れませんね。

歯磨剤の効果!

みなさんはよく歯磨きの時に歯磨き粉(歯磨剤)を使用しますよね?
では歯磨き粉にはどういう効果があるのか知っていますか?
お口の中の汚れであるプラークなどは、うがいをしただけではなくなりません。
そのためみなさんブラッシングをするわけですが、ブラッシングの際、歯磨剤をつけて磨くとただブラッシングをする時よりもプラークの除去効果を高めることができます。

では他にはどのような効果があるのでしょうか?

1、虫歯を防ぐ
虫歯というものは、歯にくっついたプラーク中の細菌が作り出す酸によって歯が溶けてしまうことを言います。
虫歯を防ぐために大事なことは、プラークを除去することが一番です。
歯磨剤には、歯の耐酸性の向上をするフッ化物の入った歯磨剤や、プラークの除去を促すことはもちろん、プラークの付着防止などにも効果があります。
また、歯の再石灰化促進作用のあるものも売られています。

2、口臭を防ぐ
よく歯周病などの患者さんは口臭を自覚症状として訴えます。
口臭の9割は口の中の汚れや、歯周病、虫歯が原因となります。
そのため、プラークなどを取り除くことで口臭はある程度防ぐことができますし、歯磨剤の中にはミントなどの香料を配合したものも売られているので、口臭を防ぐのと同時に口の中を爽快にします。

3、プラークを除去する
先ほども書いたように、歯磨剤をブラッシングと併用することで、プラークの除去効果が高まり、再付着を防ぐ効果があります。
プラークは歯周病や虫歯の、口臭の原因となるだけでなく、歯石の沈着などにもつながります。
ブラッシング効果をあげるためにも歯磨剤を併用してみてはいかがでしょうか?

4、歯石を防ぐ
歯石とは、プラークが唾液中のカルシウムなどによって石灰化してできる硬い石のような物質です。
プラークが歯石になってしまってからでは、もうご自身のブラッシングで取り除くことはできません。
歯石を防ぐ為に大事なことは、歯磨剤を使用しプラークを除去することです。
最近では歯石の沈着を防ぐ歯磨剤も売られているのでぜひチェックしてみてください。

5、歯を白くする
ステインやタバコのヤニなどで汚れてしまった歯を白くすることができます。
ステイン用の歯磨剤も最近はでてきましたね。

6、歯肉炎、歯周病を防ぐ
歯肉炎は、磨き残しなどのプラークがあると歯茎が炎症を起こし、腫れたり、出血したりします。
歯周病は、プラークや歯石などが原因でどんどん進行していきます。
歯磨剤を使いブラッシングすることで、歯周病菌の増殖を抑制したり、炎症を抑制したり様々な薬効成分が含まれているので歯周病などを防ぐ効果があります。

このように、最近ではいろいろな用途にそった歯磨剤があります。
ぜひ、使ってみてはいかがでしょうか?

インプラント…その後のお手入れ

むし歯や歯周病で不幸にも歯を失ってしまった方の治療として、従来では部分的な入れ歯や、ブリッジで欠損した歯を補ってきました。
しかし最近ではインプラントが登場してきて私達の選択の幅が広まりました。
ここ20年程で急激にインプラント治療をする人が増えてきています。

インプラントは、歯が無くなってしまった所に人工的な歯根を骨の内部に埋め込み、その後人工の歯を装着させる治療法です。
従来の部分的な入れ歯のように取りはずしは必要ないので、まるで自分の歯のように食べ物を食べる事ができ、違和感が無いなどの利点や、違いがあります。
また、ブリッジは固定性ですが、治療の為に健康な隣の歯を削る必要がありましたが、インプラントは直接、骨に埋め込むので健康な歯を犠牲にしないので最近はインプラントが人気を集めているのでしょう。

まるで自分の歯のように噛める事から、乳歯、永久歯に続く「第3の歯」とも呼ばれています。
もし失ってしまった歯の所にインプラントを入れてもそれで終わりではないのです。
お口の中はいつも歯と歯が噛み合う度に大きな力がかかりますし、前に様々な原因でむし歯や歯周病などで歯が抜けてしまった場所ですから、決して状態が良い場所とは言えません。このまま、今までと何も変わらないお口の中の環境では、せっかく入れたインプラントも一生使い続けられるとは限りません。
天然の歯と同様に、インプラントの周りの骨が無くなってしまうとインプラントがグラグラしてしまったり、最悪の場合は抜け落ちてしまうかもしれません。

そんな事にならない為に、歯科医院での定期的なメインテナンスが必要不可欠になります。歯科医院のメインテナンスよりさらに大切なのは、毎日の自分の歯磨きお手入れになります。3ヶ月や6ヶ月ごとの歯科医院でのプロによるチェックとメインテナンスを行えば、お口の中やインプラントの良い状態を保つ手助けになります。しかし、鍵を握るのは毎日のご自身のケアです。この2つをしっかり行えば、インプラントだけでなく他に残っている天然の歯も健康に保つ事ができるでしょう。
せっかく入れたインプラントですから健康に長く使いたいですよね。

では、インプラントの「その後のお手入れ」についてお話したいと思います。インプラントのお手入れと言っても難しい技術や、特別なものは一切必要ありません。
基本的には、インプラント部分もご自身の歯を磨くようにブラッシングをする事が一番に大切になります。インプラントは人工の歯なので接合している部分があります。
汚れが溜まりやすい部分ですので、そこの汚れを落とすように意識して磨くと良いでしょう。後は歯ブラシの動かし方についてです。力いっぱいに歯ブラシを上下に動かす方法で磨くのは避けて下さい。いくらインプラントを入れていつものように噛めるからといっても、歯ぐきと密着する力は天然の歯よりも劣ってしまうのでこのような磨き方をしてしまうと歯ぐきが腫れる原因となります。
歯磨き剤は、研磨材が入っていないタイプの物を使用してください。研磨剤が入っているとインプラントを傷つけてしまう可能性があります。

歯ブラシの他にも、使用して頂きたいのが「歯間ブラシ」です。
しかし誤った使い方や誤ったサイズで使用してしまうと、歯ぐきを傷つけてしまったり、歯ぐきが下がってしまったりと、見た目や状態が悪化する可能性があります。
上手く使用すれば効果的に歯の間の汚れを落とす事ができるので、歯科医や歯科衛生士の適切な指導をしてもらってから普段の歯磨きにプラスすると良いでしょう。
インプラント用の柔らかい歯間ブラシがありますのでそちらを使用してください。

最後にフッ素入りのジェルを歯全体に塗って歯質を強化すれば、さらに良いでしょう。
インプラントを入れたらそれで終わりでは無く、毎日のお手入れ方法を少し工夫してみて下さい。そこに定期的なメインテナンスも合わせて行っていく事でインプラントを長く健康な状態で使って頂く事ができます。
ぜひ、今日から始めてみてください。

知ってる?ラミネートベニア!! 

みなさんが歯を白くしたい!と思ったとき一番に思いつくのが“ホワイトニング”ではないでしょうか?
しかし、ホワイトニングには知覚過敏などのいくつかの欠点があります。
では、ホワイトニング以外に歯を白くする方法はないのでしょうか?
ホワイトニング以外の方法で歯を白くする方法で挙げられるのが“ラミネートベニア”です。

ラミネートベニアとは?
ラミネートベニアはホワイトニングのように薬を使って歯を白くするのではなく、自分の歯の表面を薄く削り取り、その削った部分に歯の色をしたネイルチップのようなものを貼り付けます。
材料は一般的にはポーセレンなどが使用されます。

ラミネートベニアのメリット
ラミネートベニアは、ホワイトニングより歯を白くすることができ、生まれつき濃い色がついてしまった歯でも短期間で白くすることが出来ます。
また、色を白くするだけでなく、歯の形なども短期間で修正することができます。
例えば、すきっ歯なども修正することが可能です。
また、歯の色が元に戻ることがなく、歯を削る量が少ないので、痛みはなく基本的に麻酔は使いません。

ラミネートベニアのデメリット
ネイルチップを自由に取り外しできますが、ラミネートベニアは、一度取り付けると、取り外しも出来ませんし、元には戻せません。
また、ラミネートベニアは日常生活を普通に生活する分には強度は十分にありますが、ポーセレン(セラミック)の歯を貼り付けるので、噛み合わせが悪かったり、歯ぎしりの癖がある場合などは貼り付けた部分が欠けたり、割れたりする可能性があります。
ラミネートベニアを貼り付ける本数は、歯の全てに行うのではなく、気になる部分に貼り付けることも出来ますが、1本だけだと他の歯と色を合わせるのが難しいので、数本にわたって貼り付けることもあります。

費用について
ラミネートベニアは、ホワイトニングに比べて費用が高いというのもデメリットの一つです。
普通ホワイトニングですとだいたい5万円程度で治療できますが、ラミネートベニアの場合、病院によって違いますが、5万円~15万円程度かかります。
もちろん保険外の治療なので自費になります。

ラミネートベニアは、デメリットとして費用が高いと言うことが挙げられますが、ホワイトニングよりも歯を白くすることができますし、少しの歯並びの修正であれば可能です。そのため短期間で、白くきれいな歯並びを手に入れることが出来ます。

舌も磨く習慣をつけましょう。

みなさんは自分のをよく観察した事がありますか?
あまり見たことが無いという人は少し鏡で舌を出して観察して見て下さい。どんな状態でしたか?
舌の表面に白い汚れのようなものがついていたり黄色っぽく汚れていませんか?
それは舌苔という舌についた汚れです。

普段は毎日、歯を磨く人はたくさんいますが、舌もキチンとケアする習慣をつけている人は毎日、歯を磨く人全員では無いかも知れません。
歯に汚れがつくように、同じように舌にも汚れが付きます。このまま放って置くと口臭の原因になります。


どうして舌に汚れ、「舌苔」が付いてしまうのでしょうか?
舌には細かい乳頭というヒダで覆われています。このヒダは糸状乳頭といいます。それを広げるとなんと畳8畳分にも相当します。そこに汚れがたっぷりと詰まってしまえば当然、口臭が発生する原因になりますね。

舌苔の成分は、粘膜から脱落した上皮細胞です。後は、細菌や食べかす、血球などがあります。脱落した上皮細胞に細菌が多数付着しています。舌苔の中に存在する嫌気性菌と合わさって口臭を作る原因となります。
実は、口臭の原因の約60%は「舌苔」が原因だと言われています。
長年、原因不明の口臭に悩まされていた人も、もしかしたらこの「舌苔」が原因かも知れません。

どのような時に「舌苔」が付きやすいのでしょうか?
体調が悪く、免疫力が下がってしまった時。
不規則な生活をしているとき。
アルコールや甘味飲料の飲みすぎてしまった時。
刺激物を摂取した時。
口呼吸や緊張の持続などで唾液の量が少ない時。
などに付きやすくなってしまいます。
 
あとは見落としてしまいがちなものとしては、お薬の副作用や加齢につれて「ドライマウス」になってしまった人です。唾液の量が減ってしまう為に雑菌が繁殖してしまうので「舌苔」が付きやすくなってしまいます。
しかし、舌苔をすべて取り除けば良い訳ではありません。
舌の正常な状態というのは、うっすらと白い舌苔がついているものなのです。
まったく舌苔がついていないピンク色の舌は、正常で綺麗に見えますがこれは異常な状態といえます。舌がピリピリとして熱を持っているような感じになり、口臭も発生します。
また、舌に黄色っぽい舌苔がついている人は、口腔内に虫歯、歯周病などの感染症やその他の感染症にかかっている可能性もあります。
他には黄色いレモンのカキ氷などの着色物を食べた時にも舌は黄色くなります。

いずれにしても、舌の状態を確認する事で健康のバロメーターになります。すべての舌苔を除去する必要はなく、ある程度の除去は必要とされています。

ここでは舌専用のブラシを使った方法を紹介します。
掃除回数としては、舌を傷つけないために1日1回で大丈夫です。
専用ブラシでかき出す力は優しく10回程度で。
普通の歯ブラシで行ってしまうと、数回でも傷ついてしまいます。


これらを習慣にすれば口臭の予防にもなりますし、余計な汚れが取れるので舌が敏感になるので、薄い味付けの物でもしっかりと感じ取れるようになります。減塩効果にも繋がります。

最近では、舌専用のブラシの他に、舌苔に着目したデンタルリンスや、「グリコ」から専用のタブレットも発売されています。タブレットはグリーンアップルの味がついていたりと、舐めるだけで良いという手軽さから普段の生活に取り入れやすい物もあります。
ご自身にあった物を探して見てはいかがでしょうか?

グリコのタブレット「BREO」について詳しくはこちら

歯並びが悪い原因は?

歯並びがよくないと見かけもよくないですし、気になりますよね 。
その他にも、歯並びが悪いと発音が悪くなってしまったり、歯の大切な機能である “噛む”という機能を充分 に活用することができません。
また、歯並びが悪い為に、ブラッシングをしても、歯ブラシの毛先が行き届かなかった りして、磨き残しができて虫歯、歯肉炎、歯周病になりやすくなってしまいます。
では、歯並びが悪くなる原因は何なのでしょうか?

1、遺伝的なもの
顔や、体型が親に似てくるのと同様で、顎の大きさや形も遺伝によってある程 度決まってきます。

2、いろいろな癖
指しゃぶり、頬づえをつくなど悪い習慣を続けることで、顎の骨が変形してし まい、歯並びが悪くなることがあります。
その他にも、舌を突き出す癖や、噛み癖なども原因となります。
また、口呼吸も歯並びを悪くしたり、顔の発育に影響をあたえられていると考えられて います。

3、虫歯
永久歯が生えてくる時、乳歯は永久歯の生えてくる場所を確保する役割があり ます。
そのため、乳歯が虫歯になってしまっていて、そのまま放置して形が変わってしまった り、抜歯をした場所をそのままにしておくと、永久歯が正しい位置に生えずに、歯並び や噛み合わせが悪くなることがあります。
また、大人になってからの抜歯も同様で、抜いたまま隙間を放置してしまうと、歯が動 いたり、親知らずに押されたりして、歯並びやかみ合わせが悪くなることがあります。

4、食べ方
子供時代に、よく噛まなくても食べられる軟らかい食べ物ばかり食べていると 、顎の成長期に顎が十分に発達できないので、小さくなってしまいます。
その結果、小さい顎に大きな歯が生えてくるわけですから、歯がきれいに並ぶ為の十分 なスペースが確保できず、前後にデコボコとした歯並びになってしまいます。

5、口呼吸
鼻炎や扁桃腺肥大などの症状があり口呼吸を続けると、唇で歯を押さえる力が 弱くなり、口の筋肉のバランスが崩れて出っ歯や受け口の原因となったり、位置が異な ったりします。

このように、歯並びが悪くなる原因には、いろいろありますが、癖や食べ方は 気をつければ改善できますし、虫歯もきちんとしたブラッシングができれば予防できま す。
自分でできることから少しずつ始めていきましょう!

 

歯が溶けるとは?

歯が溶ける」と言われると虫歯では?と思う人がたくさんいるかも知れません。

他にも歯が溶ける事があります。それが「酸蝕歯」です。

酸性の食べ物や飲み物を摂取する事で「歯が溶けてしまう。」事を言います。歯は酸に触れると溶けてしまいます。酸性の物を食べた後にそのまま放っておいてしまったり、食後のケアをしっかりとしないとその危険性は高まります。
ケアが適切に行われていない状態で歯磨きをしてしまうと、その力で歯の表面にあるエナメル質が削り取られてしまいます。これを続けてしまうと、時が経つにつれて歯が薄くなってしまいます。

ではどのような食材に酸が多く含まれているのでしょうか?
このような視点で食材を見る事はあまり無いかもしれませんね。
例えば、健康の為に最近よく飲まれるお酢。
フルーツ、特にレモンやグレープフルーツなどに多く含まれています。
他にも赤ワインや夏場によく飲むことがあるスポーツ飲料。コーラにも多く含まれています。見落としがちなのはビタミン剤や、サラダにかけるドレッシングにも入っていたりと様々です。
酸にも色々あり、クエン酸アスコルビン酸の消費が多ければ多いほど侵食されるとの事です。

他の原因としては職業的なものもあります。メッキやガラス細工の工場で酸性ガスを暴露、吸収する作業がある人。
胃酸による逆流性食道炎、拒食症なども原因になります。

酸蝕歯になると、どうなってしまうのでしょうか?

・象牙質が露出してくるので知覚過敏症の原因になる。
・歯の色が茶色っぽくなったり、黄色くなる。光にあてると白濁している。
・歯の形が変わって、詰め物や金属が取れる原因に。
・歯がひび割れたり、丸い形に変わってしまう。小さなくぼみができる。

普段の生活で知らず知らずのうちに酸蝕歯の原因を作っているかも知れません。
いくつか項目を挙げてみます。

・部活中など、習慣的に、スポーツドリンクを飲む。
・毎日、健康の為にビタミン剤や、ビタミンドリンク、黒酢を飲んでいる。
・泣き止むからといって、赤ちゃんに寝る前にダラダラと哺乳瓶でジュースを与える。
・おつまみをまったく食べず赤ワイン、柑橘系酎ハイを時間をかけて毎日飲む。

上げてみると当てはまるものが意外と多くあるかも知れません。

では、どのように予防して行けば良いのでしょうか?

過度な量の酸を摂取しているのであれば、まず控える事です。
他には、酸性の飲み物を飲んだら、水で口をゆすいだり、お茶や水を飲んだりすると良いです。そうする事で酸性が中和されます。
またすぐに、歯磨きをするのでは無く30分程の時間を置きましょう。
すぐに磨いてしまうと、酸で弱くなった歯がブラッシングの圧で削られてしまいます。
歯の再石灰化が進むのを待ち、中和されてから行うのが良いでしょう。
後は、毎日のブラッシング時に使う歯磨き剤をフッ素が入っているものを使用すると、歯の質を強化することができます。もちろん柔らかめの歯ブラシで優しく磨くのを忘れずに。

後は、定期的に歯医者さんに行って、プロの目線でチェックしてもらいましょう。気付かないうちに酸蝕歯になっていたり、歯周病になっていたり、進行していたりと自分では分からない事が分かってきます。

無理に酸性の物をまったく食べないようにするのは難しいですし、以上のポイントを守って、ご自身で色々と改善して、食べる工夫をしてみて下さい。

歯石ってなんでできるの?

よく、歯医者さんなどで「歯石がついていますね」とか聞く事がありますよね?
また、皆さん自身でも下の前歯の裏側などをベロで触ってみるとザラザラした感じがすることがあるのではないでしょうか?
それが、歯石です。
簡単に言うと歯石はプラーク(歯垢)や汚れが固まってできた石のようなものなのです。
そのため歯石は、プラークとは違い、歯ブラシなどで、自分で落とすことはできません。

歯石ができてしまうと、歯医者さんに行って、機械的に除去しなければ取り除くことができません。
しかし、歯石を放って置くと、表面がザラザラしている歯石の上に、プラークが付着し虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
では、歯石について詳しく説明していきましょう。

1)歯石とは?

歯石はお口の中に残った食べ物のかすや細菌の死骸と唾液などの中のカルシウムの塊がこびりついたものです。
歯石は、プラークに比べると、石のように硬く歯にくっついているので、簡単には取り除くことができません。
また、プラークとは違って石灰化した沈着物なので、ご自身の歯磨きで取り除くことはできません。

自分の目で見える、歯茎より上(歯と歯茎の境目)に出来た歯石を、歯肉縁上歯石。
歯肉ポケットの中にできた見えない歯石を、歯肉縁下歯石といいます。
歯肉縁下歯石の中には多くの細菌が住んでいるため、付着すると歯肉の炎症がひどくなり、通常くっついている歯と歯肉が剥がれて更に縁下歯石が付着しやすくなり、歯周ポケットが形成されます。
歯肉縁下歯石がたまると、プラークが付着しやすくなるので更に縁下歯石が溜まり歯周ポケットもどんどん深くなります。
歯周ポケットの中のたくさんの細菌は、歯槽骨を溶かして歯周病になったり、歯肉に炎症を起こしたりします。

2)歯石はどこにできるの?

歯肉縁上歯石はプラークと唾液の中に含まれるカルシウムなどが結合したものなので唾液の出る穴(唾液線)のある
上の奥歯(上顎臼歯部)の頬側と下の前歯(下顎前歯部)舌側の部分です。
縁上歯石やプラークが付着した状態が続くと、その中の多くの細菌によって歯肉が炎症を起こしてしまい、プラークが歯と歯肉の隙間に入り込み歯肉縁下歯石が付着します。

3)歯石はどうやってとるの?
先ほど説明したように、一度ついてしまった歯石はプラークと違い自分自身の手で取り除くことはできません。
歯肉縁上歯石は、歯科医院で歯石取り(スケーリング)をすると簡単に除去することができます。
歯肉縁下歯石は、通常のスケーリングでは除去するのは難しい為、歯周ポケット内の歯石を取り除く治療であるスケーリング・ルートプレーニング(SRP)が必要です。

このように、歯石は一度付いてしまうと、自分では取り除けません。
歯石をつくらないためにも、お口の中をよく観察し、自分にあった歯ブラシで全体的に細かく歯磨きするようにしましょう。
歯と歯の間も糸ようじなど、歯間ブラシなどの補助用具を使い丁寧に磨きましょう。
また、定期的に歯医者さんに行きメインテナンスをするようにしましょう。

高齢者に対する食育 高齢者に対する食育

食べる機能」は生きていく上でかかせません。

口は食べ物が入っていく最初の入り口になります。栄養の摂取だけが目的ではなく、美味しい物をみんなで食べれば表情が豊かになり心身が活発になります。そして毎日の生活が充実してくると言えます。
ただ単に栄養を取れば良いという分けではありません。口からしっかり食べる事で、唾液も出て口の中もきれいになります。そうする事でいっそう食べ物の味を楽しむ事ができます。
硬いものが食べれればお漬物の食感なども感じられます。

年を取れば取る程、生活の中での食の比重は大きく大切なものになってきます。食べる機能を残すことは大変重要といえます。

今は高齢で歯が無い人には、インプラント、義歯など様々な治療法があり咀嚼機能を取り戻す事ができます。しかし人によっては、口が動きずらい、麻痺がある人、認知症の方はスムーズな咀嚼機能を取り戻すのが難しい場合があります。なのでその方々に合った食べ物を選択して摂取していく必要があります。

例えば硬い物が食べにくい人には、軟かい物を中心とした食事に変更します。無理して硬い物に時間をかけて食べるのではなく、軟かいものを美味しく適切な時間で食べる事ができます。

例えば、硬い物を2時間かけて毎日食べていた人がいたとします。しかし、その人に合った食事を食べる事で、30分ですべて美味しく食べられたとすれば栄養もしっかり取れますし残りの1時間30分を有意義に過ごせます。
食べることが難しい人には食物の形を変えて小さくしたり、食物の大きさを工夫します。一口大や、みじん切りなどその人に合わせる事が必要です。とろみなどをつける事により誤嚥防止になります。介護現場では、一回にスプーンで食べさせる量を調整する事で格段に食べやすくなります。個人に合わせての食事が大切になります。

他には調理の工夫によっても美味しく食べることができます。
高齢者の施設の食事の調理に、真空低温調理器を使う施設が増えています。この機械を使うことにより、食材を軟らかく調理できます。温度を上げずに調理できるのでビタミンなどの栄養を壊さず、美味しく軟らかく調理できるのが特徴です。素材そのものの味をしっかり味わえるので調味料が少量で済みます。

包装内の水分が一定になり均等に加熱される。
無酸素調理法である為に味が均等。
乾燥による味の変化や褐変がない。
手に触れないので衛生的である。
など高齢者の方々が美味しく食事できる調理法といえます。

高齢者の方がどんな物を食べれるか、口腔内状態がどのような状態なのか身近な人が確認して把握することが大切です。どのくらいの硬さのものなら食べられるのか知ることも重要になってきます。適切な食事を適切な環境で食べれるように協力していきましょう。

高齢者の方の食生活を第一に充実できる環境作りから始めましょう。

フッ素の重要性

フッ素ってご存知の方が多くいらっしゃると思います。
では、そのフッ素とはどういう効果があるか知っていますか?

みなさんはよく、テレビや広告などで“フッ素でむし歯を予防しよう”という言葉をよく耳にすると思います。
では、フッ素にはどのような効果があるかお話したいと思います。

1つ目は、フッ素が歯に取り込まれて、むし歯菌が出す酸に対して強い歯をつくります。
これを『フルオロアパタイト』といい、歯や骨を構成する無機質の主成分であるハイドロキシアパタイトにフッ素が取り込まれると作られます。
フルオロアパタイトは、ハイドロキシアパタイトより、むし歯菌などの細菌が出す酸に対して溶かされにくい性質をもっているので、
フルオロアパタイトが形成されるとむし歯になりにくくなります。
つまり、フッ素が歯に取り込まれるとフルオロアパタイトができるというわけです。

2つ目は、歯の再石灰化を促進する作用があります。
歯の表面が、むし歯菌などの細菌が出す酸で溶かされても、初期虫歯であれば再石灰化が起こり修復が行われ、むし歯になるのを防ぐことができます。
再石灰化とは、溶かされた歯の表面(エナメル質)をただ元に戻すだけでなく、結晶の構造を変化させ、溶かされる前の歯よりも強くて硬い歯の表面(エナメル質)
に変化させることです。

3つ目は、むし歯菌などの細菌が酸をつくるのを抑制します。
フッ素は、むし歯菌の持つ酵素の働きを抑制して、歯を溶かす酸を作らないようにします。
また、むし歯菌の栄養分となる糖の取り込みを邪魔して、菌が歯にくっつきやすくするための“ネバネバ”な物質を作るのを抑えます。

また、フッ素にもいろいろな種類があります。

1.フッ素洗口
2.フッ素塗布
3.フッ素スプレー
4.フッ素ジェル

フッ素洗口は、みなさんの知っての通り、お口の中にフッ素洗口剤をふくみ、数分間ぶくぶくうがいをしていただくやり方です。

フッ素塗布は、歯科医院まで足を運んでいただき、歯科医師や歯科衛生士が高濃度のフッ素を歯に塗布する方法です。
この方法は、歯科医院で年3~4回塗布を行うと十分な効果が得られます。
フッ素を塗ってもらうためだけに、歯科医院に行くのは大変と思われる方も多いと思います。
しかし、ほとんどの場合、フッ素を塗布することと並行して定期的なメインテナンスや、むし歯などの治療も行われます。

フッ素スプレーは、まだぶくぶくうがいの出来ない小児(1~3歳)に特に有効です。使用方法としては、普通に歯を磨いていただき、その後スプレーを歯ブラシに付け、もう一度磨きます。これを一日数回行います。

フッ素ジェルは、いろいろな味のものが発売されています。そのため、歯磨きの嫌いな子供に興味をもたせるのに使うと効果的です。
フッ素ジェルもスプレーと同様、歯磨きを行ったあと、ジェルをつけた歯磨きで磨いていただく方法です。

このようにフッ素にはむし歯を予防する効果がたくさんあります。
みなさんもぜひ、フッ素でむし歯予防をしてみてはいかがですか?

噛み合わせと運動機能

歯の噛み合わせは運動機能と関係があります。

噛み合わせが悪いと肩こり、頭痛の原因になります。

噛み合わせが安定すると姿勢の安定にもつながります。

姿勢安定は様々な動きをするアスリートにも大切になってきます。今、噛み合わせを治して正しい口腔状態にしていくアスリートが増えているそうです。
噛み合わせが悪いと、身体がゆがみ、骨盤もゆがみ、やがては左右の足の長さまで違ってきます。つまり噛み合わせが悪いと筋肉バランス、顔バランス→全身のバランス、そして様々な病気の原因へと繋がる悪循環になっていきます。
噛み合わせが悪い事を不正咬合と言います。

不正咬合とは何か調べてみましょう。wikipedia(ウィキペディア)によると不正咬合とは、顎顔面、歯などが、何らかの原因でその形態と発育と機能に異常をきたし、その結果正常な咬合機能を営み得ない咬合状態の総称である。

と書いてあります。

マラソンランナーの土佐礼子さん(愛媛県松山市、旧北上市出身 三井住友海上火災保険、旧三井海上保険所属 2009年の東京マラソン出走を区切りに、選手活動を一旦退く事を発表。2010年4月、1児に母となる。)は、矯正治療をして記録を伸ばしたことで知られています。練習後のひざ痛、疲労骨折が少なくなったそうです。正しく噛むことにより、身体の負担が減り安定した記録が出やすくなったと言えます。

そして「噛む」という事で、運動機能だけでなく学習能力もUPすることが最近の研究で分かってきました。
ある幼稚園で、園児を2つの組に分けて、1つの組は今まで通りのメニューの給食を食べ続け、もう1つの組の園児には、硬い食べ物の多くあるメニューを給食として出しました。

そして半年後に「噛む力」と「記憶力」のテストを実施した結果、硬い給食組の園児の方が噛む力が強くなっていました。記憶力テストの成績もそちらの方が良かったと報告されました。噛み合わせが運動機能と関係しているだけでなく、学習能力までにも関係あるといえます。
噛む子は良く育つという事ですね。しかし、いくら噛んでも噛み合わせが悪かったら逆効果になります。他の部分に負担をかけてしまいます。
正しい噛み合わせで噛むという事が重要になってきます。

人間の頭の重さは約5㎏にもなります。
それをいつも支えている首や顎の関節がずれてしまうということは大変なことですね。
最近は趣味でもスポーツをする方も多くなってきています。ついつい見落としてしまう顎の関節、噛み合わせの事、アスリートの方々だけでなくみなさんで注意して正しい噛み合わせにすることにより、全身の運動機能、学習能力を高め健康な毎日を送っていきましょう。

最近調子が悪い方も、噛み合わせに注目してまず、噛み合わせを治す事から始めてみてはいかがでしょう?
そうする事であなたの体が本来の力を発揮することができるかも知れません。

かかりつけ歯科医院を持ちましょう

数多くの患者さんと接していく中で、心配なことは、かかりつけ歯科医院を持たず診療先をすぐに変えてしまう人が多いということです。

むし歯や歯周病などの歯科疾患は、予防が可能な病気です。
かかりつけ歯科医院」というのは、歯周病やむし歯の治療をはじめとする歯科治療、むし歯や歯周病にならないよう予防するために通っていただく歯科医院のことをいいます。

※かかりつけ医とは外来では他の診療科の医師が患者に接することは少ないが、診察を受ける曜日や時間によって同じ診療科の中で別の医師が患者に接することになる。この場合でも担当医として一人の医師が明確に記載されている。

Wikipediaより

歯科治療というものは、長年の経過や、ケアの習慣、その人の体質などを総合して診療することが必要だと思います。
例えば、その人のむし歯のなり方、歯石のつきやすさ、たまり方、その人の癖などには個人差があり、長期的に患者さんをみていくことでその方の傾向も見えてきます。「かかりつけ」とはかかりつけの医者、特定の医者にいつも決まって治療や診療を受けることです。現在、特定の医者とは地域別、患別に特定されます。

一人の患者に複数の主治医が存在することになります。その中で、プライマリ・ケアを断続的に提供できるのがかかりつけの歯科医院です。
歯の健康を本当に考えるのであれば、今の自分の口の中の状態、特徴、傾向を知ってもらうことが大切だと思います。最近の患者さんの中には、顎が小さく、歯並びが悪かったり、親知らずが半埋伏している方が多く見られます。自分の磨きにくいところはどこなのか、どう歯ブラシをあてたら汚れが落ちるのかなど、プロの手でしっかり指導していまなければなりません。
また、今までの病歴や体質、家族がかかったことのある病気など、今までの自分の体のことを知っているお医者さんがいるというのはとても心強いです。
特に、小さい子供やお年寄りなどのいる家庭では、何かあった時に相談できるかかりつけ歯科医院があると安心です。お口のことを気軽に相談できるかかりつけ歯科医院がいれば、歯周病などの深刻な病気も早期に予防できるでしょう。また、適切なアドバイスがもらえ、早いうちの回復が望めるでしょう。

みなさんは、髪のことは美容院へ、お肌のことはエステへ相談しに行きますよね?このように自分の口のことにも興味をもっていただき、ぜひかかりつけ歯科医院というものを活用して欲しいです。
かかりつけ歯科医院をもつと、お口の健康が保たれます。
また、むし歯や歯周病になったときも、患者さんが歯科医院に慣れていることや、歯科医師が患者さんの情報を得ていることで、患者さんにとって良い治療がスムーズに行えます。

かかりつけ歯科医院の存在は、美しさや若々しさを目指す近道となります。

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